妖精と虎の絆物語 3章【FAIRYTAIL】合作

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マリside


マリ「うー遅い！！」


あれから、もう30分過ぎた。

なのに…！！

いつまで経っても、エスナたちは帰ってこない。



マリ「どこちんたら歩いてるんだろ…気が気でなくなりそうだわ！！」


もう私が探してくる！！

そういって、ギルドを出ていこうとした私を、必死で止めるみんな。


なんなのよ！！


マリ「離して、スティング！！私は早くエスナと会いたいのーー！！」

スティング「わかった、わかったから！まずはどこに行くってんだよ！」



あ、言われてみれば。

探すっていっても、街を走っていくだけ。


…………


いやね？

なんでか、動きたいのよ。

じっとしてられないの！！


マリ「まずはルーシィの家に行ってみる！！」


ミネルバ「なぜだ？」


なんでって……


マリ「本能？」


だって、それ以外ないんだもん。

勘っていうか、本能っていうか……


なにかあったら、ルーシィの家に行く、みたいな癖が付いちゃったみたい。


ローグ「急に行っても…ルーシィも出掛けてるんじゃなかったか？」


あーそっか。

でも大丈夫なのです…

私には……


マリ「この合鍵があるから！！」

ユキノ「なんで！？」


えっとー
この前エルザが、みんなに作ってくれたんだよね。

全員持ってたほうがいいんじゃないかって。


あ。
ルーシィはこのこと、知らないよ。


マリ「まずは行動、でしょ？ほら！みんなも行くよ！！」


スティング「へーへー。」

ローグ「ついていくか。」

ユキノ「マリ様！！カメラ、忘れてますよ！」

ミネルバ「大事なものだ。無くすな。」



なんやかんや、みんなは飽きずについてきてくれる。

エスナのギルドは、優しいな。

フェアリーテイルも優しいけどね！！


ミラ「お出かけ？」

マリ「うん！新しい思い出作り！！」


そういうと、笑って送ってくれるミラ。


ミラ「ふふ。行ってらっしゃい。」

マリ「行ってきまーす！！」


ポケットに、ネックレスを持って。

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