妖精と虎の絆物語 3章【FAIRYTAIL】合作

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エスナside


ルーシィ「で……仲直りの仕方よね」


エルザ「今のマリなら、謝れば許してくれると思うが………」


ウェンディ「エスナさんは、そうは思ってないみたいですね」


エスナ「え、何の事？」


よく聞こえなかったので首をかしげたのだが、ルーシィにこっちの話だから、と言われてしまった。


グレイ「そもそも、物が壊れたくれぇでケンカするか？」


ナツ「しねぇ、ま、食べ物食われたとかならするかもな！」


やっぱり、ナツたちにはわからないかなぁ………


エスナ「じゃあさ、もしもグレイの大切な人……仮に、彼女だとしよう」


ナツ「グレイに彼女？ぷっ………」


グレイに彼女がいる姿を想像したのか………ナツは思いっきり笑いをこらえていた。


グレイ「うっせ、」


エスナ「まぁまぁ、仮にだからね。それじゃあ、グレイが彼女からプレゼントを貰った。だけど、友達がそれを壊してしまった。その時、グレイはどう思う？」


グレイは少し考え込むそぶりを見せた。


グレイ「そりゃ、エスナみたいに怒るかもしれねぇな」


エスナ「でしょ？今回のもそういうこと。私だって、ただのネックレスなら許してた………いくら壊されても……ね。でも、壊されたのはギルドの皆から貰ったいわば″思い出″。だから……どうしてもきつく当たっちゃったの。でも……それはマリだって同じ何だよね。私も……マリの思い出を壊しちゃったんだ」


そうあらためて考えたら、何か悲しくなって……辛くなって…………私は俯いてしまった。


ナツ「気にすんなって！今回のはお互いさまだろ！仲直りできる方法を探そうぜ！」


なーんて、明るくいうナツに、私まで明るくなれて気がした。


エスナ「うん、ありがとう」


妖精の尻尾は剣咬の虎とはまた違った温かさがあるな…………なんて、私は思った。


でも、私は剣咬の虎が大好き。だから……ケンカしちゃって……あぁ、これじゃ、ループじゃん。

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