代償と、これから02 ページ15
「おい後ろ！ 後ろ見ろ！」
「シャチョーが炎の渦で閉じ込められた！」
「マズくないか！？」
「シャチっぽいシャチョーは乾燥に滅法弱い！！」
救護所の方へ向かっていたサイドキック達が戻ってくる。
「
「バッカ安易に近づくな！！ 語部が……！」
「アラクネ・カタラ！」
「ふぎゃ！？」
巨大な蜘蛛の巣がサイドキック達を捕らえる。
「今日は切り替え１回！ まだまだ元気なんだから！！」
「マジキレッキレじゃねえか……！ くそ、切れねえっ！！」
「こっちは無理だ！ せめて夜嵐を……！」
ガガガガガッ！！
「いずっくん！！」
出久のシュートスタイルが、イナサの方へ向かっていたサイドキック達を捉える。一気に複数人を吹っ飛ばした。
「借りる！」
セメントガンを撃つサイドキックの腕に尾白のしっぽが巻き付く。そのまま方向転換。セメントガンは他のサイドキック達を撃ち抜いていた。
「尾白くん！」
「怪我人の避難済んだって！ すぐに何人か加勢にくるぞ！」
その言葉通り、続々と応援が集まってくる。あとは怪我人の安全確保と、敵たちの排除。
「加勢する！」
「イェーイ！ つむぎっち元気ィ！？」
「常闇くん！ 三奈ちゃん！」
「私もいるわよ」
━━━━━━━━━━━━バシュっ
「梅雨ちゃん！？ いつから！？」
伸びる舌で群がるサイドキック達を薙ぎ倒した梅雨は、なんとAのすぐそばにいた。
「『保護色』。私の新技よ」
「すごい……！」
そして更に、加勢は続く。
「イナサを向かわせたハズだが……まだこんなに残っているとは」
「！ 士傑高校……！」
「士傑の名折れよ！！」
勝己に謝罪に来た、全身長い体毛に覆われた彼。その毛を伸ばし、敵を一気に絡めとっていく。
(強い……！)
強いといえば。そう。ギャングオルカは。
「炎と風の熱風牢獄か……良いアイデアだ……並の敵であれば、諦め、許しを乞うだろう。………ただ」
「！」
ジャバジャバと、予め用意していたのか。ギャングオルカはボトルに入った水を頭から被る。
「そうでなかった場合は？ 撃った時には既に……次の手を講じておくものだ」
キンっ！！
「あれを、超音波でっ……！？」
炎も、風も。はじき飛ばしたギャングオルカの、鋭い視線、声。
「で？ 次は？」
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SangriA(プロフ) - あいうえお。さん» お久しぶりでございます！いつの間にか7です……！9月に書き始めたシリーズなのにおかしいな……。これからも更新がんばりますのでよろしくお願いします！ (2018年10月26日 22時) (
レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
あいうえお。 - 久しぶりのコメント、いつのまにかもう7。更新が進む進む。低下する私の語彙力。←←更新頑張ってください！(唐突←← (2018年10月25日 23時) (レス) id: a39bf4407f (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» そう言ってもらえてありがたやですー( ´ ▽ ` )更新がんばりますねー (2018年10月20日 22時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - SangriAさん» 試験面白い！忙しい中レスありがとうございます！頑張ってください！ (2018年10月18日 23時) (レス) id: d204d91f16 (このIDを非表示/違反報告)
SangriA(プロフ) - 雪音さん» ありがとうございます！まだまだ更新がんばるので楽しんでくれたら嬉しいです！ (2018年10月18日 19時) (レス) id: f00caaebcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SangriA | 作成日時：2018年10月17日 21時
