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Fairy+34 ページ34

翔「…ソレ、俺ってわかっててワザと言ったの?」

A「あ…っ、」


.

ビックリして。

何も言えない私に。

彼はもっと意地悪に笑って。


.

翔「もしそうなら…お仕置き、かなぁ?」


.

口角を、キュッと上げる。


.

翔「ね…?お姫様?」


.

そう言ってもう一度差し出された手。

手を重ねるのもドキドキして。

中々その手を取れずにいた。


.

翔「…お仕置き、だね…?」


.

ニヤッと笑ったその顔は。

すごく…すごくカッコよくて。


.

彼は私の腕を引いて。

また…部屋の隅に。


.

ドンッと壁に押し付けられて。

至近距離で見つめられる。


.

フゥ…と彼が吐く息が。

鼻に当たって。

肩がビクッと上下に揺れた。

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作者名:夢乃 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/houseki/  
作成日時:2012年4月27日 19時

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