Forever Kiss 2 *

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『 っ… 』


風磨「 ちょ…どうした？ 」






甘えさせてもらってばかりでごめんね、って伝えたくて

でも、上手く言葉が出てこなくて。

気が付いたら、風磨を抱きしめていた。

風磨は戸惑いながらも、とりあえず腕を背中に回してくれた。





『 あのさ 』


風磨「 ん？ 」


『 …たまには私に、甘えてみませんか 』


風磨「 は？え、は？ 」


『 今日は風磨がしてほしいこと、何でもします 』






一瞬、静寂が訪れた。

今の私にできる精一杯の気持ち。

どうかまっすぐ、風磨に届きますように。





風磨「 …ぷっ 」


『 え、今笑うとこ…！？ 』


風磨「 や、マジごめん…(笑) 」


『 もう…せっかくこの私が真面目に風磨のこと… 』




なんとしてでも抗議するしかないと離れようとした時

右手を掴まれて、引き寄せられる。




『 わっ… 』


風磨「 じゃ、しばらくこのままね 」


『 え…このまま…！？ 』





気づいたら、問答無用で腕の中に閉じ込められていて。

耳元で風磨の低めな声が響いてくすぐったい。





風磨「 今日は何でも言うこと聞くって言ったよなー？ 」


『 ギクッ… 』


風磨「 せいぜい後悔するんだな(笑) 」







ぎゅっと優しく腰に回された腕の感触。

これは、間違ってなかったのかな…？と思った。




風磨の心臓音が、心地いいなぁって思う。

一生懸命、生きてるんだなって。当たり前のことだけどさ。




風磨の体温が、私の体温と混ざって中和されていくような気がした。

それもまた、何とも言えない気持ちよさがあってうとうとしてしまう。

無理しちゃだめだよ。自分を大切にしてね。心の底からそう思って、腕の力をまた少し強くした。







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