天然悲劇のヒロインなんて・・・5【稲荷崎】

美味しい ページ38

ここのレストランは自分で取っていくタイプ
私は、ハンバーグとサラダを取って席に座った。


治｢Aそんだけしか食べないんか！？｣


『そんだけって、こんなになんだけど』


侑｢ハンバーグとサラダだけやと...｣


『いや、私女子、ガール、そんな沢山食べれない』



2人のトレーを見れば食べ物が大量にある
さすがは男子食べる量が全然違うわ



北｢双子はホンマによく食べるんやな｣


角名｢ほんと、どこに胃袋があるの｣


銀島｢それな｣




胃袋が2つか3つ位ついてるんじゃない？って思わせるほど食べるの早いし、多いし、ソレでも他の皆さんも結構食べる



北｢A、ソースがほっぺについてるで｣


『え！ど、何処ですか！？』


北｢反対側や、じっとしててな｣




北先輩がティッシュで頬っぺたをポンって拭いてくれる。



北｢取れたで｣


『...あり、ありがとうございます』



その間の北先輩との距離よ、めちゃ近かったで
心臓100あっても足りへんわ



侑｢デザート食べたいです！｣


治｢俺プリ食べるんや｣


角名｢俺も食べようかな｣


銀島｢それなら、俺も食べるわ｣




次々とデザートを取りに行く皆、私と北先輩も後に続いてデザートを取りに行く




北｢Aはチョコケーキ食べるんやね｣


『好きなので、食べますか？』




1口食べた後に北先輩が私のチョコケーキを見てそう言った。｢ええの？｣って言われたから｢いいんですよ｣って返して1口サイズに切る。



北｢ん、すごく美味しいわ｣


『それは良かったです！』



そして今気づいた、これっていわゆる関節キスってやつじゃん！！



北｢意識した？｣


『意識しました...』



これを狙ってた、みたいな感じで聞かれた。
今更になって顔に熱が集まる



侑｢ゆでダコや｣


『誰がゆでダコやって！？』




その後は普通に食べた。
午後も色んなアトラクション回った。
どれも楽しいし、待ち時間もそんなイラつかなかった





北｢せや、ホーンテッドマンション行かへん？｣



侑｢いいですね！あそこ俺好きです！｣



『どういう所かよく分からんけど楽しそうやし行く』



この時私はまだ知らない、ホーンテッドマンションが【お化け屋敷】だということに。

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