おかしな事態 ページ34
向こうの方から、あの子を呼ぶ及川さんの声がした。
北｢一体どうしたんや｣
及川｢可笑しいの、Aちゃんが起きない｣
北｢まだ、何か変なもんが取り憑いてるん？｣
研磨｢それは無い、Aからさっきまで匂ってた悪霊妖怪の匂いは消滅してる、それに影も無い｣
黒尾｢Aの体にも問題は無い、無傷ではねぇけど、命に関わる傷はない...｣
日向｢じゃ、じゃあどうしてAは...｣
影山｢それがわかんねぇから焦ってんだろが｣
とりあえずは明光先生に見てもらう事に
北さんは双子が、Aは及川さんが運んだ
木兎｢あかーし！大丈夫か！？｣
赤葦｢木兎さん、意識はありますけど、正直体に力が入らないです｣
木兎｢なら、運ぶ！！｣
木兎さんが赤葦さんをおぶってフロアを出る
彼等はAを明光先生に見せるために急ぎ足で体育館に戻った。
.
月島｢兄さん！！｣
明光｢...ホントに、Aちゃんを...｣
山口｢その話はまた後でしますから！それよりも、Aさんが起きないんです！！｣
話しながら山口は目を覚まさないAを明光先生に見せる。
月島｢もう、完全に悪霊妖怪は消えたのに...それに、外傷も無い。それなのにAが起きないんの！｣
明光｢なんだって...ちょっと見せて...｣
引かれた布団にAを寝かせて明光先生は注意深く観察する
明光｢...脈もあるし、息もしてる、傷もなければ内蔵の破損もない...｣
西谷｢なら、ならなんでっ｣
明光｢多分、これはAちゃんの気持ちの問題｣
宇内｢Aちゃん自身の心の中に何か問題がある｣
及川｢Aちゃんの、心？｣
明光｢うん、Aちゃんの意識は戻らないんじゃなくて、戻ろうとしてないのかもしれない...｣
牛島｢意識が、戻ろうとしていない？｣
天童｢それってつまり、Aちゃんが自分から意図的にこっちに来るのを嫌がってるって事？｣
明光｢うん、そういう事｣
.
私はもう、人で居られない
そっちには行けない
帰る資格も、生きる資格も無い
いっその事、お願いだから
.
私を殺して
.
.
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ひーと - もっと、早く出会いたかった！知らない人って菫さん? (2020年5月27日 15時) (
レス) id: c8f6957e50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 最後の知らない人って菫さんですか？ (2020年4月3日 10時) (レス) id: 60e620e1d6 (このIDを非表示/違反報告)
ボーブ(プロフ) - 私もそういう時がありました。でも、私が最後に決めた決断はこれからの未来を考えてやめることにしました。いくら部活でもプロを目指していないのなら、将来を決める勉強を最優先したほうがいいです。あくまで自分で判断しないといけない。応援していきます。 (2020年3月20日 9時) (レス) id: 8749bf5c25 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 雪さん» ありがとうございます、多分自分はそんな好きじゃないくて、何でやってんだろって気持ちがよく分かります、正直に言って辞めようと思います、 (2020年3月19日 19時) (レス) id: 1aa23a7ddd (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 大変でしんどいことではありますが､あまりご無理のない範囲でご自分のﾍﾟｰｽで頑張ってください!応援しております(´∇｀)長々と失礼しました〜 (2020年3月19日 19時) (携帯から) (レス) id: 958a55a45d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロ | 作成日時：2020年3月18日 20時
