生きられない ページ36
A｢ポカポカ通り越してくっそ暑いけどな｣ｽﾀｯ
地面に下りる
Aから冷気が発せられていた
時透｢どうなってるんだ…痣じゃないのか！？｣
A｢痣？なんかわからんけど、力が湧いてくる！｣ﾄﾞﾝｯ
地面を抉るほど踏み込み鬼に急接近した
A｢氷の呼吸 捌の型 伊花氷雪月花｣
ﾎﾞﾄｯと鈍い音がした
A｢ふぅ…嫁にされんで済んだわ！｣
｢…なんで嫌なん｣
A｢そんなん決まっとるやん。好きな人が居るから｣
｢君にはも…意中の…相手が…ったか…｣
それだけを言うとサラサラと消えていった
時透｢その痣…｣
A｢今ウチに触らんとき｣
時透が額に触れようとしたのでサッと後ろに下がり忠告した
自分でも分かる、凄い冷気を発してるのを。自分の体まじどうなっとるんや
A｢痣って何？｣
時透｢顔に出来てるから見てみなよ｣
そう言われ近くの店の展示ガラスに反射する自分を見た
そこに写ったのは頬に変な色がついてる顔だった
A｢何これ！？今のむいくんとおそろやん！？｣
時透｢それがでると…｣
A｢でると…？｣
時透｢25までには死ぬ…｣
A｢……ふーん｣
時透｢え、ふーんって｣
A｢いや、そんなんどんな原理か知らんけど絶対ナイナイ｣
時透｢…僕はAに長生きしてほしい｣
A｢…そっくりそのまま返すわ。むいくんも25までには死ぬんやろ？｣
時透｢……｣
A｢記録は塗り替えるためにあんねんで！25の記録を突破してそんな事ないよって証明せんとな！！2人で末永く生きるぞ！気合と根性で！｣
時透｢……何それ、結婚宣言？｣ﾌﾌｯ
A｢そんなつもりは！///｣
時透｢ふーん、帰るよ｣ﾌﾗｯ
A｢ｯ!｣
急に倒れ支えに入った
時透｢大丈夫…傷が響いただけ…｣
大丈夫じゃないと悟ったAは藤の家紋の家を探す事にした
A｢どっか…どっかに……｣
｢あの山の中古いデカい家があるんやって！｣
｢こわー！幽霊とか居そう！｣
｢門になんか花の絵が描いてるんやってさ！｣
突然小学校の頃の記憶を思い出した。きっと藤の家紋の家！でもここからは遠い、走り続けて朝までには着くと思う
小学校の頃の話…つまりAが住んでた近くにあるという事だ。大阪の中でも山の方…都会からは遠い距離
時透を背負い一か八かそこへ行く事にした
A｢甘太郎｣
甘太郎｢ｶｧ!任せろ！｣
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風鈴(プロフ) - CSSお借りしてみました！もし見にくければ元に戻すので言ってください！！ (2019年11月16日 22時) (
レス) id: cf0d5b0a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風鈴 | 作成日時：2019年11月3日 0時
