お前しか見えへんし

No.９ ページ9

大倉side

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次の日



そして、今日からいつもとは違う生活が始まる


「やす、おはよう！」


朝声をかけると、
こくんと頷いてくれた
まだ、話してはくれないけど、こうやってコミュニケーションがでとれることがなにより嬉しい




やすはまた、いつものように長い前髪、変なメガネをしている
その理由は聞きたいけど
それは急ぐ必要はない



お昼になって、一緒に食べたいから



「やす、お昼一緒に食べようや！」



俺は購買でパンを買って
やすと屋上に行くことにした



「おー、待たせたな」



ここで横山くん登場
横山くんとやすはいつも一緒に食べてたみたいで
そこに俺が追加されただけ



横山くんが来た瞬間やすは
横ちょ！って、
やっぱ俺はまだダメかー....




「まぁた、やすはいちごパンなん？笑」




またってことは好きなんかな？
しかも、２個




「あぁ、やすな、いちご大好きやねん」



横山くんがそう言って
俺がやすのほう向くとこくんって頷いた



あ、ちなみに、お昼の時と帰るときは
本当のやす、あの可愛いやすに戻ってんねん



やから、前髪がぴょんぴょんって♡←



話せる時が来るんやろうか....
まだ不安しかないけど
着々とやすが心を開いてくれている気がする
だから、もっともっと頑張って
やすの笑顔が見れるように

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kicyu

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