三人の鏡風月世界

マフィアパロ__4話(緑魚) ページ4

午前9時45分くらい。
今オレは、皆から笑われたり慰めの言葉をかけられている。

「まさか、将軍(ボス)の言ったことを覚えてなくて遅刻した_____。
なんてことはないよな？若？」

「そんなわけねーじゃん！……ねーじゃん……ははは……」

そう言って目をそらすと、「やっぱそうか」と皆から言われる。
だって聞こえなかったんだよ、召集時間とか！
そういい「うぅ……」と言い周りをみる。
すると、オレはとあることに気づいた。

「____あれ、将軍(ボス)がいねーじゃん」

そういうと、八咫烏から鼻で笑われたあとにこう言われる。
せめて鼻で笑うのはやめてほしいんだけど。

「多分、寝坊する誰かさんの為に召集時間ずらしてあげたんじゃないの？」

「オレの為だけにそんなことやるとか___。
優しいなあ。いつもより少し尊敬した。120%尊敬した。」

「多分って言ってるじゃん。これだから話聞いてなかった幹部は___。」

「あ゛？！オレだって話聞いてたから！聞いてなきゃこんなところに____」

そうこう喧嘩していると、人混みの前__将軍(ボス)の部屋の扉が開いた。
あー、喧嘩してたからなんか言われるか？
そう思いながらオレは顔を青ざめた。

マフィアパロ__5話(トモ)→←マフィアパロ_3話(カナメ)

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