娼婦と弟さん、auに行くとか聞いてないらしい【UTau】

プロローグ ページ2

「なあ、知ってたか？」

「何を？」

「この店に、すっげえ子がいるらしいんだよ。」

「…どんな？」

「眉一つ動かさず、声一つ上げない…とかだったかな。」

「何だそれ、面白そうじゃねぇか。俺が指名する。」

「いやいや、オレが…」

この世界は、弱いものが虐げられる。

富を持ち合わせていないものは、富を持ち合わせている者に従う他無い。

「へー、この子？」

「ええ。当店のナンバーワンです。」

「ほー。じゃあこの子で。」

「畏まりました。…伽羅。」

『はい。』

私か…

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「ありがとうございました。またのご来店、お待ちしております。」

「やー、マジでお前の言った通りだったわ。」

「マジか…あー、あそこで負けてなければなぁ…」

「伽羅…いえ、翡翠、今日の分よ。」

『…ありがとうございます。』

これで今日は終わりか…

…早く帰らないと。


えっと…これと、これでいいかな…あとは、あれとか…

『ただいまー！』

「「お帰り！」」

「姉ちゃん、今日は何ー？」

『今日はね〜』

「「…」」ﾜｸﾜｸ

『オムライス！』

「「やった！！」」

『今作るから待っててね、』

「はーい。」

数十分後…

『はい、出来た！』

「いえーい！」

『それじゃ…』

『「頂きます！」』

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『どうだった？』

「「美味しかった〜！」」

『良かった！』

「てゆーか、ねーねの料理はいつも美味しいけどね(笑)」

『アハハ、お世辞はいいよ〜』

「別に世辞じゃねーし。」

『ふふ、ありがとね。』

『…それじゃ、そろそろお風呂行ってらっしゃい。』

「「はーい！」」

『…暇だなぁ…』

何か無いかな…

『ん、何これ…』

ふと見つけた、スケルトンを描いた絵。
水色のパーカーを中心にして、違う服のスケルトン達が大勢居る。

『…Sans？』

Undertale…の、au…？

au…二次創作…uはuniverse？
だとしたら…a…alternate…

Alternate-Universe。
並行宇宙…

『…色んな「Sans」が居るんだなぁ…』

…っと、片付けしなきゃ。

お皿洗って、布団片付けて…

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『おやすみ、裕樹、海斗。』

「おやすみ、姉ちゃん。」

「おやすみー、ねーね。」

…あと少し調べてみようかな。
Undertaleauについて。

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