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あの子 ページ3
桜の舞う４月。
ある人は期待に胸を踊らせ、ある人は､､､
(学校行きたくないなぁ､､､)
そうこぼす。
ざわざわと騒がしい校庭を通りながら、高校３年が始まったことを実感した。
生まれつき心臓の悪い僕は、学校も休みがちでクラスメートにすらろくに名前を覚えられていない。
クラス発表の貼り紙を見ると、ある名前が目に留まった。
“神谷 A”
そうか､､､同じクラスなんだ。
教室に入るとすでに囲まれているA。
彼女とは幼なじみだけど､､､ていっても、元。
入退院を繰り返していた僕は病院のそばに引っ越した為、現在は幼なじみではないのだ。
楽しそうにしている彼女を尻目に、こそこそと席につく。
もともとコミュ症の僕には机が友達同然なのだ。
一年間よろしくっと心の中で話しかける。
そうして、僕の高校最後の一年が始まったのだ。
__________________________∞_____________
キャラ崩壊､､､泣
続く
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作者名：にうふま | 作成日時：2017年9月5日 17時
