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Aside
もう一度願いを込めて颯太の手を握る。
ピクッ
A「え…?」
大樹「どした?」
A「今…手が動いたような……。」
勇征「ホント?!」
颯太の目が薄く開かれる。
A「颯太………?」
颯太「A?み、んな?」
世界「起きた…!?」
颯太が目を覚まし、ナースコールをして看護師の方に来てもらう。
一旦私たちは病室の外に出て、待つ。
黎弥「とりあえず良かった。」
世界「俺……事務所戻って伝えに行くわ。」
大樹「俺も行きますっ!」
夏輝「あ〜じゃあ俺飲み物買ってくる。」
慧人「僕も行く!」
看護師「皆さん。どうぞ。」
病室の扉が開いて看護師の方が出てくる。
黎弥「Aが先に行きな。」
夏喜「それがいい。」
勇征「澤夏君のとこ行ってこよっかな。」
A「ありがとう。」
やっぱ皆優しい。
皆。私に気を使ってくれたりしてる。
病室に入ると、颯太が私を見てた。
颯太「A。ごめん。」
A「何が…?」
颯太「だって、泣かせたやん。僕、守れへんかった。」
A「そんな事ない。颯太が体張って助けてくれた。ありがとう。」
颯太「うん。」
少し悲しげに頷く颯太を見て私は……
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みどきち - めっちゃくちゃ良いです!一個だけ、アメリカぎアメリアになってます。 (2023年2月21日 18時) (レス) @page15 id: 9b4d73b29a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こま | 作成日時:2020年5月17日 19時