2話 ページ3
先輩達がここを去って数週間経った。
そして、テストケースだったプロデュース科が本格的に始動し始めたころ。
『あんず〜そこの資料取って〜』
「はい、Aちゃん。あ、今どんな感じ?』
『一応、考えおえたよ。あんずは、衣装どう?』
「あと3人分残ってるから今日も徹夜かな…」
まただ。
『えっと…私も出来ることは手伝うからさ』
「うん。でも、これは私の仕事だから、嬉しいけど頑張ってみるね。」
先輩や鬼龍先輩が手伝っていてくれた衣装も一気に2人減るとあっという間に大変な仕事に早変わり。
それに、手伝うと言ってもこのように断られてしまうのだ。私の仕事と言われてしまえば何も言えなくなってしまう。
あんずは1年生の指導・育成も任されている。
私も私でライブの企画・構成という仕事があるのでそれほど時間を裂けるわけでもない。
しかも、先輩達が卒業したことで大変になったことはこれだけではないのだ。大きく分けて3つ。
まず、ひとつに生徒会。
生徒会長は真緒になり、副会長は桃李になった。
弓弦は書記に、そして、新たに忍くんが会計として生徒会に加わった。
そのこともあり、まだ慣れないことが多く、遅くまで残ることでその分、資料が増えた。
2つ目は部活だ。
部長、副部長になるものが増え、下級生をまとめたりと今までは3年に任せていた仕事を一気に負うことになり、体が追いつかなくなってきているのだ。
少なからず、前の功績を気にしプレッシャーを負うものもいた。
その話はまたする事にしようと思う。
最後にアイドル活動だ。
ユニットの主戦力であった3年生が抜けたこと、人数が増えたりことよって、ユニットによって異なるものの、これもまた、下級生をまとめるのに必死で活動どころではないところもあった。
また、先輩の力が大きく、プレッシャーを負うものも多かった。
これまで述べたように悪いことだけではないが、どれも、私たちに先輩達は偉大だったんだと感じさせる。
でも、いつまでもそんなことを言ってはいられないことは皆分かっている。
先ほど言ったように良いこともある。
私はそれに目を向けていきたい。
『…えっと、とりあえず構成案を生徒会に持っていったら、私は帰るけども。あんずはどうする？』
「私は持ち帰ろうかな。」
『…そっか』
私はこの言葉に反対しなかったことを後悔する。
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P--(プロフ) - 咲さん» コメントありがとうございます!また、優しいお言葉ありがとうございます!志望校合格＆執筆頑張ります！ (2019年5月24日 10時) (
レス) id: 4b2a938326 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - はじめまして！すごくお話面白かったです！自分のペースで頑張ってください応援してます！ あと、受験の方も頑張ってくださいね(￣^￣) (2019年5月23日 6時) (レス) id: a48c978ef7 (このIDを非表示/違反報告)
P--(プロフ) - 輝樹海さん» コメントありがとうございます！アンケート回答もありがとうございます！執筆、頑張りますね！ (2019年3月27日 13時) (レス) id: 4b2a938326 (このIDを非表示/違反報告)
輝樹海(プロフ) - 2番です。辻褄が合わなくなったら大変ですので出筆頑張ってください。 (2019年3月27日 10時) (レス) id: 1031c9ccde (このIDを非表示/違反報告)
P--(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2019年2月24日 19時) (レス) id: 4b2a938326 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｐ−− | 作成日時：2018年11月6日 9時
