いつも側にいたから T.F【3】

#123 ページ23

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電車に乗ってついたのは



前に裕太と行こって言ってたクレープ屋さん






藤『どれにする？』


亜『わたしはバナナのやつ』


玉『んー、俺はこれ〜』




藤『んじゃ、これと、これと…』





さっさと店員さんに注文する太輔




藤『ん、』




手渡されたのは


これでもかってくらい


クリームとイチゴがのったクレープ





「これ・・・」



亜『受け取っとけば？』


玉『そーそー』




すでに食べ始めてる２人



そして眉間に皺を寄せながらそっぽ向いてる太輔






「太輔・・・

照れてる？(笑)」



藤『うるせーよ、食べないなら貰うから』





一番上の大きいイチゴにガブっと噛り付いた



「あ！！一番美味しいとこ！！！」


藤『いつまでも食べないからいらないのかと思って』


「ひどすぎる！ほんといつまでも子供だよね！！」


藤『Aの方が子供だろ

クレープくらいでそんな騒ぐなよ』


「もう・・・」




渋々クレープを口にはこぶと


口の中いっぱいに広がる甘味





「ふふっ…ありがと、」




太輔の方を見ると


また眉間に皺よせながらどっか見てる





ねぇ太輔、やっぱ変わらないよ



昔から照れると難しい顔してどっか向いちゃうとこ



ずっとずっと、変わらないよ









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