いつも側にいたから T.F

#2 ページ2

.








『藤ヶ谷君なにがいい？』


藤『あー、Aに聞いて』




『Aちゃん、藤ヶ谷君が

Aちゃんに聞いてって言ってるんだけど

何がいいのかな？』



クラスメイトの女子数人が私の席まで来る



｢抹茶オレじゃない？｣



男友達とはしゃいでる太輔を横目に


彼女たちに返事をした




『わかった！ありがとう！』







数分後



彼女たちが買ってきた抹茶オレが


太輔に手渡される



『ありがとう』って言うだけで


キャーキャー言われる太輔は


その抹茶オレとお弁当箱を持って


こっちに近づいてきた





藤『弁当たべよー』




そう言って私の前の席の椅子を後ろに向けて


向かい合わせに座った





購買に行ってた亜子も戻ってきて


3人でお昼ご飯を食べる






｢そういえば今日おばさんが帰り遅いから

太輔はうちで夕飯食べてだって｣



藤『なにそれ、初めて聞いたんだけど』



｢週4でうち来てるんだからそんなの今さらでしょ

帰り買い物して帰るからね｣



藤『ん、わかった』







放課後、買い物をしてから家に帰る




藤『Aの袋軽すぎじゃない？』


｢うちでご飯食べるんだから

そのくらいの荷物は持ってよ｣


藤『でも料理作るのAじゃなくて優香じゃん』


｢じゃぁ私が作ってあげようか？｣


藤『遠慮しときます(笑)』









.

#3→←#1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す