いつも側にいたから T.F

#49 ページ49

藤ヶ谷side









A『おはよ、、、』







いつも通り眠そうに家の前に出て着たA








小学校の頃から数え切れないほど


こうやって家の前で待ち合わせをして学校に向かった







A『…太輔？どうしたの？

昨日寝れなかったの？？』





不思議そうに俺の顔を覗くAは


いつもと変わらない様子






｢Aに心配されるなんて

俺もまだまだだなー(笑)｣



A『ヒドッ

もう絶対に心配しないからね！！！』






そう言って少しいじけるAを見て


なんだか少しだけホッとした







A『あ！！！亜子っ！！亜子ーーー！！！』






学校に近づくと友達を見つけて


急にテンションあがって騒ぎ始めるし


気付いたら俺の存在なんて忘れてるんだよなー







『藤ヶ谷君、おはよ♪』


『今日もかっこいー！！』


『一緒に教室まで行こー♪』





Aが亜子のとこに行くと


俺の周りには数人の女の子が集まって


少しずつAとの距離が離れる









A『あ！裕太！

おはよう♪』









「……え？」









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