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『っ!!』
地を這うようなドスの効いた声｡滲み出る殺気｡
ふわふわとした前髪で表情は分からないが､その瞳が怒りに染まっているのは言わずとも分かる事だった｡
小野｢……Aは､いつまでそうやって自分を卑下するつもり?｣
『そ､れは』
小野｢こんなに俺らが否定しても駄目?｣
小野｢Aは､DABAの"A A"だろ?
何処かの組織にこき使われるモノじゃない｣
小野｢いい加減認めろよ｡同じだって｣
そう言った彼の目からは一筋の涙が零れていた｡
『っ､ごめっ､なさ』
嬉しさと申し訳なさがぐっちゃぐちゃに交ざり､視界がぼやける｡うん､泣きそうだ｡
小野｢それよりお礼が聞きたいんだけど?｣
『……ありがとう』
小野｢うん､どういたしまして!とりあえず､戻ったら詳しく聞かせてね｡潤の事も､Aの事も｣
『はい､わかりま』
答えようとしたその刹那｡
ぐらりと視界が歪み､ブラックアウトする｡
あぁ､出血といいクスリといい…流石に無茶し過ぎたか｡
遠のく意識の中､慌てたような小野さんの声をぼんやりと聞きながら意識を手放した｡
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駒城亜樹(プロフ) - こんばんは。ようやく更新して頂けて、ありがとうございます(*^^*)早く主人公が目覚めてくれますように。 (2019年3月26日 21時) (
レス) id: 88cdab1ffa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のりすけ | 作成日時：2018年11月30日 23時
