・(杉田side) ページ48
「____で、そんなこんなで悠一くんとBARやってんだよね」
中村「さてはお前、話すの面倒くさくなったな?
…ま、連れ出したの俺だし。一緒に居れば、杉田さん狙う奴らも逝かせられるから」
『ほー、知らなかった…両片思いねぇ……』
中村「話してねぇからな、今まで」
悠一くん、指摘する所間違ってるよ。
ロマンチック…と目を輝かせながらこちらを見つめるAちゃん。
「どうしよう悠一くん、妹が可愛い」
福山「いつから杉田のになった?俺の妹だっての」
「じゃあ嫁」
安元「お父さん許しません」
「うわ、安元くんも居たんだ……」
安元「雇われてっからねwてか両片思いって、」
中村「Aさん何言ってるのかな?」
『すみません、つい……いひゃい』
Aちゃんの頬を両手で包み、むにむにと引っ張る悠一くん。
『ひひれふはら、やめへ(千切れるからやめて)』
中村「ん?聞こえねーなぁ」
『ほへふ(ドS)』
櫻井「…もういいでしょ」
2人が楽しんでいる所を、ちょっと不服そうな顔で引き剥がす櫻井さん。
ははーん、そういう事( ̄▽ ̄)
「大変ですね、櫻井さんも」
櫻井「え?…あぁ、そうねー。大変大変w」
『何の話でふか?』
当の本人はそんな苦労もつゆ知らず、お土産のお菓子を頬張っていた。
「いや、お互い苦労するねって話だよ。
じゃ、悠一くん、そろそろおいとましようか」
中村「ん、そうだな。じゃあまた」
わしゃわしゃとAちゃんの頭を撫で、先に歩いていくその背中を追いながら、
「どうか、DABAが彼女にとって安らげる場所で在り続けますように」
中村「……よーに」
「ありゃ、聞こえてた?」
中村「まぁ、な。ほら行くぞ」
アジトから一歩踏み出せば、肌に張り付くような湿った風が吹いていて。
上を見上げると、雲が空にのさばっていて今にも雨が降りそうだった。
何か良からぬ事が起きる気がする。
そんな不安を振り払うように、コートの裾をバサリと翻した。
#25 間違っても逆らうな→←#24 狙い狙われ(杉田side)
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亜樹(プロフ) - 神谷さん!調教して下さい!彼なら許す(笑) (2019年1月11日 18時) (レス) id: 42e8eb5d96 (このIDを非表示/違反報告)
のりすけ(プロフ) - 自称変態さん» 自称変態さんコメントありがとうございます!(凄い名前だな…by神谷)その2人も後々……?楽しみにしてて下さい♪ (2018年11月5日 7時) (レス) id: b6d5b356d9 (このIDを非表示/違反報告)
自称変態 - 日野さんのせりふ神谷さんと櫻井さんにも言ってほしいです!!!!! (2018年11月4日 22時) (レス) id: 3de450cf70 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - 今日作者の新作?のところにこの作品があったので見たんですけどやっぱのりすけさんの作品はすごいですね("⌒∇⌒")掛け持ち大変でしょうけど頑張ってください! (2018年10月17日 18時) (レス) id: 5f429ae7f0 (このIDを非表示/違反報告)
ryoriisa(プロフ) - のりすけさん» 占ツクのボードに書き込みしたので、そちらでお話しませんか?? (2018年9月24日 16時) (レス) id: 6d61661040 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のりすけ | 作成日時:2018年8月27日 20時