#21 好敵手(近藤side) ページ44
扉の開く音と同時に、2人の人影が
櫻井「おいお前ら、連れてきたぞ」
菅沼「あ、Aちゃん!」
『ど、どうも』
Aちゃんの顔が赤く見えるのは気のせいだろうか。
櫻井「じゃ、俺戻るから。何かあったら言って?」
『へ、あ……はい』
そう言って笑いかける櫻井さんの笑顔はぎこちなくて、Aの返答も何だかよそよそしい。
これはどうかしなくとも。
日野「……あの人達、何かあったね」
隣の日野くんが俺の気持ちを代弁するように呟いた。
「そうだねぇ」
ここからは俺の予想だけど、DABAは皆Aちゃんの事が好きだ。勿論、1人の女性として。
で、それを素直に伝えられるのが潤くん、菅ぽん、日野くん。
素直に慣れないけど、何とか気持ちをぶつけようともがいているのが立花くん。
意外と周りを一番理解していて、隙を狙おうとする策士が、まじー。
拒絶されるのが怖くて、足踏みしているのが俺と大ちゃん。
そこに櫻井さんが加わるとなると……敵が多い。
肝心の本人は、皆の気持ちに気づいてないのかガードが甘過ぎるし。
「どうしたもんか……」
日野「面倒になったねぇ」
間島「ねぇ、お前ら。モタモタしてると____
俺が奪うよ?」
突然のその言葉に驚き、2人でマジーを見つめる。
日野「は?どういう事?」
間島「Aが好きそうなカフェ見つけたんだけど、ケーキ食べに行かない?」
『え!!いいんですか?行きます!』
間島「よし、決まりー。じゃあいってくんね」
菅沼「あっ、抜け駆けだー!」
小野「ずるいなぁ、マジーはw」
立花「じゃあ帰ってきたら俺の部屋ね。
日野くんと飲むから、華が欲しい」
『是非!』
福山「じゃあ俺とはベッドに」
『潤兄おかえり、行ってきます(早口)』
立花「潤フラれたwww」
帰ってきた潤くんも加わり、俺らの入る余地なし。
福山「間島……Aに手ぇ出すなよ」
間島「あれ?Aって潤くんのモノだっけ?w」
余程悔しかったのか、喧嘩ふっかけてる潤くん。火花がバチバチに飛んでいる。……というか、マジーもマジーだ。あんなに好戦的だったっけ?
小野「近ちゃん、俺あれに勝てる気がしない」
「うん……でも好きならやるしかないよね。
お互い頑張ろうね」
小野「そうだね」
チキンもチキンなりに頑張れば、振り向いてくれるかもしれないし。
とりあえず、Aちゃんが帰ってきたら誘おうと心に決めた。
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亜樹(プロフ) - 神谷さん!調教して下さい!彼なら許す(笑) (2019年1月11日 18時) (レス) id: 42e8eb5d96 (このIDを非表示/違反報告)
のりすけ(プロフ) - 自称変態さん» 自称変態さんコメントありがとうございます!(凄い名前だな…by神谷)その2人も後々……?楽しみにしてて下さい♪ (2018年11月5日 7時) (レス) id: b6d5b356d9 (このIDを非表示/違反報告)
自称変態 - 日野さんのせりふ神谷さんと櫻井さんにも言ってほしいです!!!!! (2018年11月4日 22時) (レス) id: 3de450cf70 (このIDを非表示/違反報告)
四季(プロフ) - 今日作者の新作?のところにこの作品があったので見たんですけどやっぱのりすけさんの作品はすごいですね("⌒∇⌒")掛け持ち大変でしょうけど頑張ってください! (2018年10月17日 18時) (レス) id: 5f429ae7f0 (このIDを非表示/違反報告)
ryoriisa(プロフ) - のりすけさん» 占ツクのボードに書き込みしたので、そちらでお話しませんか?? (2018年9月24日 16時) (レス) id: 6d61661040 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のりすけ | 作成日時:2018年8月27日 20時