この薄汚れた世界の中で

#10 対面(福山side)【内容変更あり】 ページ27

Aの横を歩く島田は､さっきからAを気にしているように見える
時折話し声も聞こえるから､あらかた今後の話でもしてるんだろう｡
是非僕の部屋で＿＿＿＿とかね?


暫くして話がついたのか島田が去り､俺らは扉の前へ


＿＿＿＿ｺﾝｺﾝ
『ボスにお会いしたいのですが』
｢あぁ､どうぞ?｣
『失礼します』

扉を開けた瞬間



?｢おっ､A!久しぶりやな｣
『うーわ､マジか……ぐえっ』
Aに飛びつく､1つの影
咄嗟に立花が銃を構えるが､

『慎､それを下ろせ』

Aが立花をギロリと睨みつけていた｡
名前呼びするとか､相当頭にきてるな





沈黙の末､口を開いたのはその男
?｢……君､名前何て言うん?｣
その目は完全に立花を捉えている

立花｢……立花､です｣
?｢あぁ､君が慎之介ｸﾝ!Aからよく話は聞いてるよ｡相当頭のキレる奴や､って｣
立花｢はぁ……どうも?｣


"Aから話は聞いてる"?知り合いか?
つか､何で立花の名前を知ってるんだ?

俺の不思議そうな顔に気づいたのか､
男が首を傾げる
?｢……A､もしかして俺の事話してないん?｣
『話してないね』

?｢あー!!そりゃ銃向けられる訳やわ!先に言っといてや!俺ただの変態じゃん｡…孝宏!!｣

櫻井｢だって頼まれてないし?ｗ｣


どういう事だ??




はぁ､と一つため息をつき､DABAの方へ向き直る
?｢もういい……俺はTRIGGERのボスの鈴村健一｡そんでもって､今回の依頼主や｣

この飄々としたのがボス……?!


鈴村｢あ､潤ｸﾝいま意外ーって顔した?俺もね､確かに何でやってんのやろって思ってるよｗ｣
流石はボス､俺らの情報は入手済みですか｡

櫻井｢おい健一､もういいから早く進めて…｣
鈴村｢おぉ､仕方ないなぁ〜もう!｣
櫻井｢コイツほんっと面倒くさ……｣

櫻井さんと一悶着ありつつも､鈴村さんは僕らに依頼した経緯を話してくれた

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
追記
新キャラ､変更しました｡(2019.1.10)

new!! 鈴村健一

TRIGGERのボス｡櫻井と同期で､元々同じ組織に入っていた
櫻井がFIRSTに入るのを知り､それなら自分も､とTRIGGERを結成｡
飄々としていて何を考えてるか分かりづらいが､部下からの信用はピカイチ｡
Aを娘のように溺愛している｡

・(福山side)【内容変更あり】→←・(間島side)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す