忌み子は出会う

交流 ページ16

コンコン

尾浜「はーい」

『俺だ』

久々知「Aさん！」

尾浜「伊作先輩も行きましょう！」

善法寺「あ、ごめんね僕は留三郎と食べてきたんだ〜」

久々知「そうなんですね…」

善法寺「今度一緒に食べよ！」

久々知「はい！」

『てかさ俺食堂行っても平気なのか？』

久々知「実は」

尾浜「ちゃんと許可とってありまーす！！」

『おー流石だな』

2人ははにかんだ様に笑った

尾浜「そういえばもう定食が終わっちゃったらしいんだよね」

『まじかごめんな』

久々知「大丈夫！」

尾浜「うんうんそれでね兵助が」

久々知「豆腐パーティーしよう！」

『豆腐パーティー？』

久々知「そう！豆腐好き？」

『大好き！』

何を隠そうAは豆腐が好きなのだ

尾浜「グハッ！」

『尾浜？大丈夫か？』

尾浜「だ、大丈夫」

『そりゃよかったよ笑』

久々知「Aさんがちゃんと笑ったの初めて見た」

『そうだったか？』

尾浜「うん」

久々知「そういえばAさん俺たちのことなんて呼んでます？」

『尾浜と久々知』

尾浜「なんで名前じゃないの！？」

『だって、言われてねぇし』

久々知「じゃあ名前で呼んで？」

首を傾げながら言った

『うっ分かったよ兵助』

久々知「やったー！」

尾浜「Aさん！俺も名前で呼んで欲しいな」

『勘右衛門』

(おねがいの仕方が可愛すぎる(真顔))

久々知「そういえば明日の朝礼でAさんを紹介するって学園長先生が言ってたよ」

『は？聞いてねぇ…！』

尾浜「安心してよ！」

『なぜに？』

尾浜「俺が隣に居るから！」

『安心してとは？』

久々知「まあまあ大丈夫だよ！」

尾浜「兵助…！」

久々知「勘右衛門は変態だけど」

尾浜「兵助…？」

久々知「一応ちゃんとしてるから！」

『お、おう』

尾浜「兵助…それは褒めてるの？(泣)」

久々知「勘右衛門？！褒めてるよ！」

『まあいいや』
『勘右衛門』

尾浜「なーに？」

『頼んだぞ』

尾浜「うん！」

久々知「2人ともできたよ〜！」

『待ってました！』

尾浜「Aさんちなみに沢山食べれる人？」

『まあ結構食べると思うけど』

尾浜「じゃあ安心(？)かな」

『？』

久々知「はい！麻婆豆腐に冷や奴まだまだ
あるから遠慮しないでいっぱい食べて欲しいな！」

『おう！いただきます』

尾浜「いただきまーす」

『…』

久々知「Aさん？どうかな…？」

『…』

尾浜「Aさん？」

久々知「もしかして美味しくなかったのかなぁ(悲)」

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