舞ウ華ノ中、見ル景色。< 2 >

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＜リョside>









俺もまた･･･、終わらない恋をしてしまったんだ･･･。









北 ｢ほら、そろそろ真面目に話を進めましょう｣


カ ｢脱線させてしまってスミマセンでした･･･｣









総隊長とカズマが親しげにしてるのを見る度･･･









北 ｢なにお前が悪い訳じゃないさ｣


カ ｢ﾃﾞﾓ･･･｣


北 ｢ﾌｯ･･･お前は気にしいだな、平気だ｣


カ ｢･･･ﾊｲ///｣









それでカズマが嬉しそうに笑うのを見る度･･･









藤 ｢ったくなんだ、なら俺がわりぃってか？｣


北 ｢そうとって頂いて構いませんが｣


藤 ｢はぁ〜？｣




カ ｢･･･｣


リ ｢･･･｣




北 ｢ほら、もぉいいですから早く、｣


藤 ｢いいってなんだっ、なんもよくねぇぞっ｣


北 ｢はいはい、ほらほら、｣


藤 ｢ﾁｯ、あとで覚えてろよ｣


北 ｢はいはい｣




カ ｢･･･｣


リ ｢･･･｣




藤 ｢ぜってぇだからなっ！！昨日以上に゛ぃｯｯ｣


北 ｢･･･ちょっと黙っててくださいますか？｣


藤 ｢ﾌｯ、強がってられんのも今だけだかんな？ｸｸｯ｣


北 ｢･･････ﾁｯ///｣




リ ｢･･･｣


カ ｢･･････ﾌﾌ｣


リ ｢･･･｣









なんて切なく、でもなんて深く美しい想いなんだろう･･･









と、羨ましく思う半面、

俺はその姿を愛しおしく思ってしまうんだ･･･。









カ ｢･･･ん？｣


リ ｢いや、話進まないなと思って｣


カ ｢ﾌﾌ、だね｣


リ ｢･･･｣









自分の想い人が自分以外の誰かを想ってるのに、

その姿に愛しさを感じてしまうなんて、

俺はきっともぉ戻れない所まできてしまったんだと思う。









北 ｢･･･｣









カズマと状況は同じ。

･･･と、言いたいとこだが同じじゃない。









俺はまだ自分との可能性を捨てきれずにいるから･･･。









どんだけ兄貴分として傍にいるんだと腹を括っても、

｢いつかは･･･｣｢諦めがついたら･･･｣｢そしたら･･･｣なんて、

自分の入る余地を探し続けている･･･。









そんな自分の強欲さが･･･、1番苦しい･･･。









本当に･･･、苦しい･･･。

なぁカズマ、お前は苦しくねぇの？

なんでそんな･･･、笑って御二人を見てられるんだよ･･･。

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