＋2℃.

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＜北side>









『ｶﾁｬｶﾁｬ･･･』


藤 ｢♪｣


北 ｢･･･｣









なんか来てからずっとヘラヘラしてっけどなんだ？

いや、アレはいつもか？

アイツってうち来てる時どんな顔してるっけ？









北 ｢！｣


藤 ｢そんな熱い視線送られてると照れるじゃん///｣


北 ｢･･･｣









貰った土産を皿に移しかえしながら藤ヶ谷を見てると、

バチッと目が合い、そして照れられた。意味分からん。

コイツってこんなに馬鹿っぽかったっけ？



なんだか今日は俺がおかしいのか、

それともやっぱ昨日からコイツがおかしいのか、

もぉ｢普通｣がどんなだったのか分からない。









北 ｢･･･。｣









さて、ここで新たな疑問が浮上したぞ。

移しかえした皿を持ったまま、

俺は机とソファーの間で突っ立ったまま固まった。









俺･･･、コイツが来たらいつもどこに座ってたっけ･･･？









藤 ｢どした？｣


北 ｢いや･･･｣


『ｶﾀﾝ･･･』









多分･･･、隣だよな？

床に座った記憶とか多分ない。だから多分隣！！

机に皿に置き、恐る恐る藤ヶ谷の隣に腰を下ろした。









藤 ｢え？｣


北 ｢えぇっ！？やっぱ違う！？｣


藤 ｢え･･･いや、別に良いけど･･･｣









あれ〜〜〜？？？？

いつも隣に座らない感じーーー？

じゃあ俺どこに座ってんの！？いつもの俺どこ！？

もぉーーっどうすんだよこの空気！！！

明らかに藤ヶ谷苦笑いしちゃってんじゃん！！！

座り直す！？退いちゃう！？でもそれ感じ悪くない！？









藤 ｢こんなに食べれんの？｣


北 ｢へっ！？｣


藤 ｢お土産全部開けなくて良かったのに｣


北 ｢？？？｣


藤 ｢俺こんなに食べないよ？(苦笑)｣









出したツマミをフォークで刺すと、

困ったような苦笑いで俺を見てソレを口に運んだ。









北 ｢･･･。｣









あっ！！あっ！！あーーーーーっ！！！！こっち！？

さっきの｢え？｣も苦笑いもコレねっ！？

皿をよく見ると明らかに量多めに、

ツマミというツマミがギュウギュウに皿に乗っていた。



なんじゃこりゃっ！？

勿体ねぇっ！！！誰がやったんだ！？

って俺だぁーーーーいっ！！！！









北 ｢･･･ﾊﾊ(苦笑)｣









なんかもぉ疲れたわ･･･(苦笑)

やっぱどうかしてんのは俺だわ･･･。

いったい俺はどーしちまったんだぁ〜ハッハッ〜。

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