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<藤side>
藤 「あ、またソロでバラエティー決まったでしょ?」
北 「ん?でもゲストだよ?」
風呂に入るつもりなのか、
バスタオルを肩にかけたミツが「1回だけだよ」と笑った。
1回だけかなんて分からないじゃん。
それにもし1回だけだったとしても、
そもそも呼ばれる事が凄い事じゃん。
俺なんてバラエティーにお呼ばれなんて全然ないし。
呼ばれても中居さんの番組くらいだし。
それも最近ミツも玉も他で忙しいからだし…。
出てもポンコツだし…。
北 「あ、でもさぁ〜その収録で、」
藤 「うん?」
ミツがバラエティー班を選んだ時は賛成だった。
司会の勉強をしたいってずっと言ってたし、
なによりミツが1番活きる場所だと思ったから。
北 「って事あってさぁ〜(笑)」
藤 「え〜何それ(笑)」
でも、今は凄く嫌で仕方がない。
北 「でも俺が機転をきかしてさぁ〜(笑)」
藤 「へぇ〜」
北 「俺って、やっばやれば出来る子じゃん?(笑)」
藤 「はいはい(笑)」
ミツがバラエティーを好きになることが、
ミツが制作側の気持ちを汲むのが、
深入りするのが俺は段々と嫌になってった。
北 「でさぁ〜」
藤 「もぉいいから早く風呂入んなよ(笑)」
北 「ちょい〜、俺の話も聞きなさいよ〜」
藤 「出たら聞く〜(笑)」
北 「んだよぉ〜、ブー」
藤 「ブー(笑)」
だって…ミツの興味は年々そうゆうまとめ役や、
裏方の方に向かってる気がするから…。
ライブの構成とか考えてる時とか、
本当アイドルっていうより職人。
司会の打合せとか進行を打合せしてる時も職人。
そんな姿を見る度思う。
ミツの思い描くそのステージにミツはいるのかな…って。
インタビューも自分の事は適当だし、
いつも誰かを立てようとしてばっかで、
ミツだってアイドルなんだよって、
ミツだって同じグループの1人じゃんって思ってしまう…。
でもどうせそんな事を言ったって…
『適材適所だろ(笑)』
ってきっと笑う。俺はいいんだよって笑う。
そうゆう全部分かってます感とか年上ぶってる感…嫌い。
藤 「……ムゥ…」
本当……最近の仕事してるミツは嫌い…。
どっか行っちゃいそうで怖いから…。
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朱蝶(プロフ) - いゆらんさん» いゆらんサン♪こんばんは(*^^*)最後までお付き合い頂き有難うございました(*^^*)楽しんで頂けたなら良かったです!また朱蝶ワールドにお連れ出来るように頑張ります(*^^*) (2017年10月2日 18時) (レス) id: 03a875af6f (このIDを非表示/違反報告)
いゆらん(プロフ) - また、このような2人を読みたいです。朱蝶様の罠?沼にハマってしまうお話をお待ちしておりますm(_ _)m (2017年10月2日 15時) (レス) id: 3188bfb525 (このIDを非表示/違反報告)
いゆらん(プロフ) - こんにちは♪完結おめでとうございますm(_ _)m朱蝶様の言う通りのハラハラドキドキをとても味わいうふうふさせられていました。今回の短編の藤北私は好きです。意地悪?イタズラ?上手く言えませんがそんな太輔さん、グルグルするみっくん好きです。 (2017年10月2日 15時) (レス) id: 3188bfb525 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - kkeeさん» kkeeサン♪最後までお付き合い頂き有難うございました(*^^*)私の狙った温度感を感じて頂けたなら良かったし、何より楽しんで頂けたなら安心です!!こちらこそ有難うございますです(*´▽`*) (2017年9月27日 17時) (レス) id: 03a875af6f (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - MISAさん» MISA様♪んふふ、MISA様にそんな風に言って頂けて良かったです(*^^*)私もなんかやたら小難しかったり、殺風景な感じが私らしくないと思ってたんですが、でも2人の本質的なものは私のままな気がして、MISA様にそこを気付いて貰えて嬉しいです!流石MISA様です(*´艸`) (2017年9月27日 17時) (レス) id: 03a875af6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2017年1月27日 18時