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<玉side>









玉 「え、市場寄ってきたの?」


北 「信じられねぇだろっ!?」


藤 「ククッ」









散々俺らに仲の良さを見せ付けた後、

母子を見送り、2人は冷えた体を温めに風呂へ。

その間にお頭が無事に帰ってきた祝いにって、

即席ではあるが俺達は宴会の準備をした。



下のもん達はお頭の今回の武勇伝を聞きたがり、

ソレを肴にみんなで盛り上り、

次々にみんながお頭の盃に酒を注いだ。



勿論お頭のすぐ隣には総隊長さんが座ってて、

ミツは冷やかされる覚悟を決めていたらしいが、

誰もそんな事はしなかった。






むしろその逆で…






2人の信頼関係にみんな胸打たれちゃったんだよね。

泣く訳でもなく、取り乱し続ける訳でもなく、

ただ黙って信じて待つミツの真っ直ぐな背中に。

だけどお頭が帰ってきた時のあの熱い抱擁。



みんな、やっぱ総隊長カッケー!

うちの2トップ最高だぜっ!!



ってなっちゃって今まで以上に一目置いてるみたい。

改めて、2人は憧れの存在だぜ…みたいな(笑)



そして宴会を1度お開きにし、

今は華組だけで酒を酌み交わしてるんだけど…









藤 「しょーがねぇだろ、チビが腹減ってたんだから」


北 「だからってなっ、みんな待ってたんだぞっ」


横 「まぁまぁ…(苦笑)」


北 「母親の元に早く返してやるのが筋だろっ」


藤 「無事だったんだからいーじゃねぇか」


北 「お前わなっ」









絶賛揉めてます(笑)









横 「でもまぁ…飯ならうちで食わせりゃ良かったのに」


千 「そうだよ、あの子だって早くお母さんに会いたかったかもなのに」


藤 「うるせぇな」


宮 「まぁまぁ、無事に戻ったんだからいいじゃない」


藤 「本当だぜ、戻るつもりなんて無かったのに」


北 「は…?」









その言葉に場は一瞬にして静まりかえった。

ミツも聞いてなかったのか、耳を疑っていた。

頭はそんなのお構い無しに盃をグッと傾けた。









玉 「戻るつもりが無かったって…」


藤 「俺は死んでもいいと思ってた」


千 「な、なんで!?」


藤 「コイツに後悔させたかったんだよ」


北 「…」


藤 「自分が悪かったってな、ククッ」









それは優しくもあり怖くもある笑みだった…。

お頭はずっとあの帰ってくるまで、

ミツが抱き付くまで静かな怒りを抱えていたんだね…。

でもそれは、なんて愛情深い怒りなんだろうね…。

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設定タグ:藤北 , キスマイ , ノンリアル   
作品ジャンル:タレント
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朱蝶(プロフ) - 稀嵐さん» 稀嵐サン♪あ~(笑)俺達出てるよ、すげぇなって笑ってて欲しいですね(笑) (2016年12月22日 1時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
稀嵐(プロフ) - 朱蝶サンお返事ありがとうございます!今頃砦ではDVDの発売を記念して華組で鑑賞会しながら盃酌み交わしていて欲しいですね笑 (2016年12月21日 22時) (レス) id: 1f280d4abe (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 稀嵐さん» 稀嵐サン初めまして、お逢いできて嬉しいです(*^^*)DVDからわざわざこちらに足を運んで頂き有難うございます!!私も井江で再びお頭と総隊長熱を拗らせております(笑) (2016年12月21日 19時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
稀嵐(プロフ) - TourのDVDが発売されてPSYCHOをみたときに、この作品をふと読みたくなって最初から一気によみこんでしまいました!PSYCHO見ながらもあっ!お頭!とか総隊長〜!!なんて頭の中で変換しながら楽しんじゃいました笑 (2016年12月21日 18時) (レス) id: 1f280d4abe (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - つーちゃんさん» つーちゃんサン♪お久し振りです(*^^*)そうですよね、live行ってなければ分からない事ばかりですよね、すみません(^_^;)でも楽しんで頂けたみたいで良かったです、最後までお付き合い頂きまして有難うございました(*^^*) (2016年10月6日 17時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱蝶 | 作成日時:2016年8月29日 21時

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