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<藤side>
再度見てみる書状の文字はやたらと丁寧。
こりゃ…相当な切れ者かもしれねぇなぁ…。
辛抱強く、化けの皮が厚そうな感じだな。
北 「計画的なのかもな…」
千 「うん、多分そうだと思う」
宮 「俺等の名前を出したらしいんだ…ですよね?」
母 「は、はい、市長さんから言われてたので、」
扉をすぐには開けず、
充分に気を付け、誰が訪ねて来たかを確認したらしい…
『コンコンッ』
『はい、どちら様でしょうか?』
『あ、黒翼会のもんでーす!頭の使いで来ました!』
『お頭さん…の使い…?』
『はい、街に来たばかりだから困った事がないかと!』
『あ、そうですか、わざわざご丁寧に…』
『ガチャ…』
藤 「で、押し込まれたと…」
母 「はい、すみませんすみません…」
横 「大丈夫、貴女は何も悪くありません…」
北 「街に詳しいな…」
玉 「俺等が街に降りてるのも知ってるみたいだしね」
千 「ずっと機会を狙ってた…って感じかな」
母 「あの、うちの子は、うちの子は、」
藤 「大丈夫だろ、狙いは俺だからな」
北 「…」
そぉ、狙いは俺…。
わざわざご丁寧に俺1人で来いとのお誘いだ。
渉に母親を任せ、直ぐ様全体に召集をかけた。
藤 「いいか、まず宮田、千賀」
宮・千 「「はいっ」」
藤 「すぐに此処にいた男連中と下を連れて町へ戻れ」
宮・千 「「はいっ」」
藤 「そんで他に変わったことないか確認しろ」
宮・千 「「はいっ」」
藤 「よし、行け」
宮・千 「「はいっ!失礼しますっ!」」
『バタバタ…』
藤 「あとミツ、此処の四方に2人ずつ見張りを立てろ」
北 「ん、桔梗隊が東南、山吹隊は西北にすぐ移動」
「「はいっ!失礼しますっ!」」
藤 「他は戦闘の準備して待機だ」
「「はいっ!!」」
藤 「よし、解散」
北 「ちょっと待て、子供を救う作戦は?」
藤 「別にお前らには必要ないだろ」
北 「もしかして本当に1人で行くつもりか!?」
藤 「当たり前だろ、じゃないと子供は殺されるって書いてあったろーが」
北 「でもっ」
藤 「いーからっ!ほら、皆解散だ、持ち場へ行け」
大広間から出ると残った華組の奴等が着いてきて、
そりゃ口々に文句ばかりでソレを払い自室に戻った。
……が、振り払えない奴が1人…。
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朱蝶(プロフ) - 稀嵐さん» 稀嵐サン♪あ~(笑)俺達出てるよ、すげぇなって笑ってて欲しいですね(笑) (2016年12月22日 1時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
稀嵐(プロフ) - 朱蝶サンお返事ありがとうございます!今頃砦ではDVDの発売を記念して華組で鑑賞会しながら盃酌み交わしていて欲しいですね笑 (2016年12月21日 22時) (レス) id: 1f280d4abe (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 稀嵐さん» 稀嵐サン初めまして、お逢いできて嬉しいです(*^^*)DVDからわざわざこちらに足を運んで頂き有難うございます!!私も井江で再びお頭と総隊長熱を拗らせております(笑) (2016年12月21日 19時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
稀嵐(プロフ) - TourのDVDが発売されてPSYCHOをみたときに、この作品をふと読みたくなって最初から一気によみこんでしまいました!PSYCHO見ながらもあっ!お頭!とか総隊長〜!!なんて頭の中で変換しながら楽しんじゃいました笑 (2016年12月21日 18時) (レス) id: 1f280d4abe (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - つーちゃんさん» つーちゃんサン♪お久し振りです(*^^*)そうですよね、live行ってなければ分からない事ばかりですよね、すみません(^_^;)でも楽しんで頂けたみたいで良かったです、最後までお付き合い頂きまして有難うございました(*^^*) (2016年10月6日 17時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2016年8月29日 21時