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久々の北山とのレコーディング。

いつも以上に顔を合わせられない…。

カメラも回ってるし…、しんどい…。









「宜しくお願いしまーす」


藤・北 「「お願いしまぁーす」」









しんどい……









北 「はぁーっ!楽しいっ!良いっ!!」


藤 「…」









って思ってたのに…

北山は能天気に笑ってばっかで…









「どうですか?」


藤 「頑張ってます(笑)」


北 「〜♪」









カメラが回ってると自然に、

北山がはしゃいでたら俺はなんか抑えちゃうし、

北山が真面目にやってると自分はどっか気を抜けたり、

2人で会話する時も台本もないし打合せもしてないのに、

なんかスムーズに進んじゃうし…









変なの、しんどくなんか全然ない。むしろラク。









北 「藤ヶ谷、コレ」


藤 「ん…あ、ども」









カメラが回ってない時に別の打合せで、

渡される資料と俺がいつも飲む缶珈琲。

話してるうちに北山がペンを持ってない事に気付いて、

なんとなく渡したらすぐに書き込み始めた。









藤 「…」









気を使うことはほとんどない。

だからって居心地が特別良いわけでもない。

でも、なんかコレだなって感じ。

俺と北山はこうでなきゃ。









北 「…」









特別気にするとかやっぱ違うんだよ。

考えすぎなくて良いんだ。

そう、それで良いんだ。





俺は立ち上がり自販機へ向かった。

そして北山がいつも飲む水を買った。

珈琲のあとは確かいつも水。









『コトン…』


北 「!」


藤 「…」









前のめりに何かを資料に書き込む彼の前に水を置き、

俺もまた腰を下ろし資料に目を向けた。









北 「……ウシシ(笑)」


藤 「……フッ(笑)」









俺らは感じたまんまでいい。

周りに縛られてるようで縛られてなくて、

縛られてないようで実は拘ってて、

お互いを求めてるようで求めてなくて、

求めてないようで感じ合ってる。









つまり、彼は彼で俺は俺。

だけどどっか彼は俺で、俺は彼。









それは意識の先にあるんじゃなくて、自然の中にある。

俺にとって北山はそんな存在なんだ。

隣にいるのも、何かを作るのも、シンメであるのも、

別に特別でもなんでもない。

贅沢を言うなら、当たり前なんだ。ただ、それだけ。

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朱蝶(プロフ) - みおみおさん» み、みおみおさん!?ふぁーーっΣ(゜Д゜)明けましておめでとうございます!!そしてお返事遅くなり申し訳ありません!!むちゃくちゃ読み返して頂けてるなんて、まさかのお年玉に目ん玉転がります(*/□\*)こちらこそ有難うございますです!! (2017年1月22日 19時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
みおみお(プロフ) - 実はこの話。。。。むちゃくちゃ読み返してニヤニヤしてます。ほんま、気持ちいい。ほんまときめくし、血液温度上がります。読む度に体温上がって、最後のガヤさんの『ウッシ』一緒にいっちゃいますから。笑。いつもたくさん読ませていただいてます。ありがとう。 (2017年1月18日 11時) (レス) id: 98a4a2ab29 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - えりんぎさん» えりんぎサン♪はい、今回は普段と違うテーマにしてみました(*^^*)色々感じて頂けたみたいで嬉しいです、こちらこそ有難うございました(*^^*) (2016年7月9日 10時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - そんな2人の後姿を見守っていきたいなと思いました!  少し重い話になっちゃってすみませんっ!笑 でもこのお話を読んですごく感じたものがあったので。 ありがとうございました♪ (2016年7月8日 0時) (レス) id: 424e396b6c (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - みっくんと太ちゃんがお互いいろんなことを考えて少しずつ前に進んでいく・・・ そんな2人の形がFIRE!!!だったり証だったり&sayなのかな・・・って。 2人がよく言う「言葉が無くてもわかる」っていうのはこのことかもなって思いました! (2016年7月8日 0時) (レス) id: 424e396b6c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱蝶 | 作成日時:2016年5月9日 19時

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