そんな感じでヨロシク。

16.撮影《横尾、親友です》 ページ16

＜横side>






ん〜…やっぱ流石太輔。

全然無駄がないわ。

いやぁ〜KINGは流石ですねぇ〜









藤 ｢わた、ｱﾄﾞﾘﾌﾞ決まった？｣


横 ｢えっ…それマジだったの！？｣


藤 ｢当たり前じゃん(笑)｣


横 ｢え〜…超重要じゃ〜ん俺だよ〜？｣


藤 ｢うん、渉だからいいんだよ｣


横 ｢…？｣


藤 ｢渉が思った事、好きに言っていいよ｣









馬鹿でもなんでも良いよって笑い、ｾｯﾄに入ってく太輔。

今日の太輔はなんだか凄い落ち着いてるし凄い優しい(笑)

なんだろ、俺が緊張しないようにしてくれてんのかな？









藤 ｢マイコ、ちょっと待ってて｣









なんて思ってたけど、始まってなんか分かった。

いや、ﾎﾝﾄにそうか分からないけどね。

太輔は俺と違ってお芝居ｽｷﾙ高いし(笑)









藤 ｢俺は言えなかったんだよね｣


横 ｢…｣


藤 ｢俺にとって渉は｣









やべ、泣きそう…

もう許してあげたい、すぐに許してあげたい(泣)

俺怒ってないよ！！気にしてないよっ！！

俺も太輔の事、大事だよっ(泣)









藤 ｢でもマイコだけは絶対に譲れない｣









……うん、分かってるよ。

俺はさ、自分の気持ちずっと言わずにいたけど、

太輔に分かって欲しいし、伝わってほしいな。









横 ｢太輔なら安心だわ｣









俺が2人を妬んだりしてないって。

太輔とミツが一緒になれて良かったって心から思ってる。









横 ｢幸せにしてやれよ｣


藤 ｢…うん｣









太輔は知らないだろうけど、俺が1番幸せなんだよ？

ミツも太輔も傍にいて幸せ過ぎるくらいだよ。

俺は、恋愛より2人との友情をとったの。









だから、俺は大丈夫だよ。









ス ｢はいっ！OKですっ！！｣


横 ｢ニヒ♪どーだった？ｱﾄﾞﾘﾌﾞ(笑)｣


藤 ｢…ﾌﾌ、お上手なことで｣


横 ｢あらっ困っちゃう〜♡｣


藤 ｢ﾌﾞﾌｯ(笑)わた…、ありがとね…｣


横 ｢俺の三流芝居でよければいつでも呼んでちょ♡｣


藤 ｢いや…名俳優だよ｣


横 ｢そぉ？｣


藤 ｢そーお｣


横 ｢あらっ困っちゃう♡｣


藤 ｢ﾎﾝﾄ困っちゃう困っちゃう(笑)｣









これからも、こんな感じでやってきましょ。

だって、俺ら親友でしょ？






なんてね。






実際太輔が何考えてこれ作ったか分かんないけどね〜(笑)

でもなんか、凄い嬉しかったよ。

ありがと、太輔。

17.収録終了《横尾ｻﾝの苦笑い》→←15.撮影《藤ヶ谷、親友やりました》

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