そんな感じでヨロシク。

13.撮影《二階堂、親友やりました》 ページ13

＜ニside>









玉･ニ ｢｢お願いしまぁーす｣｣









ｽﾀｯﾌに挨拶して、玉と打ち合わせ。

動きと台詞を聞いて、軽くやってみて…









ニ ｢たま、お前これマジか…？｣


玉 ｢え、なんで？駄目？｣


ニ ｢いや…なんか色々キツくない…？｣


玉 ｢は？どこが？｣


ニ ｢壁ドンとかないっしょ…｣


玉 ｢いやいや、壁ドンくらいするでしょ｣









いや、しねぇよ。

マジか…宮田とのアレで完全麻痺してるわ…

うわぁ〜…怖い怖い…。

こりゃ玉森には勝ったな。

あ〜あ…、でも勿体ないねぇ〜。

黙ってｽｰﾂ着て座ってる分には超ｲｹﾒﾝで、

いかにもﾓﾃます、仕事出来ますって感じなのになぁ〜

漫画に出てくるような性格の悪さだね、ｳﾝｳﾝ。









玉 ｢あ、そうだ。最後さ、こぉ〜ｶｸﾝｯてやって｣


ニ ｢……こぉ？｣


玉 ｢そぉそぉ！可愛い感じでヨロシク！｣









可愛い…感じ……？

え、なに、ｱｲﾂ頭大丈夫？

これ可愛さ必要？俺に必要？俺じゃなくね？

え…どうしよ…

玉森の考えてる事がｻｯﾊﾟﾘ分からない……。









ス ｢じゃ、本番始めまーす｣


玉 ｢しくじんなよ｣









いや、もうすでにこの内容がしくじってますよ玉森ｻﾝ。









玉 ｢返事｣


ニ ｢はぁ〜…い…｣









ま、いっか。

俺のじゃないし。

それにしても…









玉 ｢じゃあ、また明日｣


ニ ｢…………(ｶｸﾝｯ)｣









俺ちょーーかわいそぉーーー。

こんな親友やだぁーーーー。

もっと大事にしーーろーーよーー。

俺じゃ玉森はムーーーリーーー。









ス ｢OKでーすっ！！｣


ニ ｢はぁ…｣


玉 ｢ﾌｩ、お疲れ、さんきゅうじゃん｣


ニ ｢うぃ｣


玉 ｢お前これから？｣


ニ ｢うん｣


玉 ｢頑張ってねぇ〜。はぁ〜お腹空いたなぁ〜｣









うん、なんかよく分かんないけど、

やっぱ宮田ってすげぇんだな、うん。

14.撮影《北山、親友やりました》→←12.内容決め《藤ヶ谷ｻﾝは考え中》

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