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＜北side>
肩にｽﾞｯｼﾘ乗った太輔の頭が重い…。
物理的にじゃなくて、気持ちが…。
北 ｢太輔…｣
藤 ｢ﾐﾂ、ずっと近くに居て…｣
北 ｢居るだろが…｣
藤 ｢もっと…｣
太輔の抱えてる事はなんとなく分かる…。
ここ最近の出来事に一番着いていけてねぇのは、
ｺｲﾂだって分かってる。
だからお前が弱ってるって分かってるから、
不安に飲まれてるから、俺は言うしかない。
北 ｢太輔、しっかりしろ。｣
こんな言葉酷なの分かってる。
握り締めた手が更に強く握られた。
突き放すためじゃねぇ、まだｺｲﾂと歩くためだ。
北 ｢頑張れなんて言わねぇ、ただ諦めんな。｣
藤 ｢…ｯ…｣
北 ｢抱えてるもんちゃんと抱えろ。手離すな。｣
太輔、頑張ろう。まだ頑張ろうな。
何も変わってねぇから。
こんだけ近くに俺いんだろ。
北 ｢倒れる前にちゃんと助けるから、だから走れ。
後ろなんか見んな。お前の背中は俺だ。｣
指の血が止まるんじゃないかってぐらい強く握られた。
でも痛くねぇよ。お前の痛みに比べたらクソだ。
こんぐらいじゃお前が俺の前で泣かないの知ってる。
堪えて堪えて、あとで1人で泣くんだ。
それは誰かに拭われて甘えるためじゃなくて、
自分で気合い入れ直すために自分で拭うんだよな。
藤 ｢ﾐﾂ…大好き…｣
北 ｢それだけ変わんなきゃ大丈夫だよ｣
藤 ｢ﾐﾂは？｣
涙堪えて真っ赤になった目が俺を見た。
北 ｢聞かなきゃわかんねぇほど鈍ったの？(笑)｣
藤 ｢そこは素直に言うところじゃない？｣
北 ｢俺が素直に言うとでも？｣
藤 ｢弱ってる人には優しくしなさいって習わなかった？｣
北 ｢俺の前に弱ってる人なんて居ません。ただちょっと、 距離感がアホになってる人だけです。｣
藤 ｢…ふふ、そっか(笑)｣
北 ｢だろ？(笑)｣
藤 ｢あーー距離感アホだからどれくらいが近いかわかんなぁーい♡｣
北 ｢わわわわわっ｣
急に元気になった馬鹿が勢いよく飛び付いてきて、
ｿﾌｧｰに倒れこんだ。
藤 ｢これ近い？｣
北 ｢…まだまだ///｣
藤 ｢これは？｣
北 ｢もぉ少し…///｣
藤 ｢んふふ、ありがとう、愛してるよ｣
今、身体の距離０センチ。
心の距離はいつだって０センチ。
離れるのはそうだな…
この唇だけでいいんだよ、顔を見るためにね。
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朱蝶(プロフ) - *もえ*さん» *もえ*ｻﾝ初めまして、お会いできて嬉しいです(*^^*)いやいや泣かないでください(笑)でも感動しましたって嬉しかったです、有難うございます(*^^*) (2016年3月19日 0時) (
レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
*もえ* - 何か感動しました…玉ちゃんの優しさが…泣きそうに…((じゃあ泣けよ！って言う話なんですけど、皆の優しさが詰まってて、深くて良い作品だなぁ…と感じました…! (2016年3月18日 20時) (レス) id: 5c5dca3b67 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - あすかさん» あすかｻﾝ初めまして(*^^*)あ、もし違ったらすみません!!でもお会い出来て嬉しいです(*^^*)あはは、裏ですか？(笑)裏は書くのはあまり得意ではないので、どっかでね、またｶﾞｯﾂﾘ裏も書かせて頂きたいと思います。どうぞこれからも宜しくお願いします(*^^*) (2015年11月17日 3時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
あすか - すごくよかったです(*^_^*)ガヤさんを思うメンバーの優しさにとても感動しました！デレがやとツンみつも最高です♪今度は裏ありも見たいです（笑）これからも頑張ってください。応援してます(o^^o) (2015年11月16日 23時) (レス) id: 5117e64c33 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - あいさん» あいｻﾝ♪『そこに』にって表記してましたが、分かりづらかったですかね(^_^;)説明下手ですみませんm(__)m私は基本藤北で姫系の太輔ｻﾝはあまり書きませんので、ｶﾞｯｶﾘさせてしまいすみませんでした。 (2015年10月23日 17時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱蝶
| 作成日時：2015年6月28日 17時
