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<藤side>
ミツを見ると不思議そうな顔をしていた。
北 「なに、どした?」
藤 「いや、なんかもぉガキじゃないんだなって。」
北 「そりゃぁね。」
藤 「なんか…寂しくない?」
北 「そおか?」
藤 「ミツはみんながしっかりしてきて嬉しい?」
北 「ん〜まぁね。変わってくれないと困るし。」
藤 「だよね…」
ミツは入った時よりしっかりしてしまった。
俺は昔からそれに着いていくのに必死だった。
いつからか弟分から肩を並べるようになって、
色んな事をミツとやってきた。
デビューして、売れても変わらないって思ってた。
でもたまに『成長』が怖くなる…。
『1人でも大丈夫』なんて思いたくない…。
この鎖みたいにずっと繋がっていたいなんて甘いのかな…
北 「なに?」
藤 「別に、なんか急にみんな変わったなぁって。」
北 「変わってねぇ事もあんだろが。」
鎖に繋がれた手をミツが握り締めた。
藤 「変わったよ、ミツは老けた(笑)」
北 「はあ?」
藤 「ウソ、変わらず可愛い。」
北 「お前は…カッコよくなった…///」
藤 「随分司会が上手くなったし、仕事も増えた」
北 「良いことだろ?」
藤 「あと…、キスが上手くなった。」
北 「なっ////」
藤 「おねだりも上手になったし、最近は素直に」
北 「ちょちょちょっ!!何の話っ!?///」
藤 「え、変わった事の話でしょ?」
北 「後半おかしいっ///」
藤 「おかしくないよ(笑)」
北 「ったく///なんだってんだよっ///」
藤 「これ外れなきゃいいのに…」
北 「はぁ?」
藤 「だって、そしたらミツいつも傍にいるのに」
北 「……いんだろいつも…、ココに…」
唇を尖らせ、ミツが俺の胸に拳をぶつけた。
藤 「足りない…かな(笑)」
北 「足りろっ///」
藤 「ね、キスしよ」
北 「しなっ、ンッ…///」
握り締めた手もほどけなくなればいい。
ずっと、ずっと、離れられなくなればいい。
北 「ハァ…///もぉっ!!なんなんだよっ///」
藤 「近いね?」
北 「そりゃお前が近付くから」
藤 「俺が離れたら俺ら離れんの…?」
北 「……なぁ…ホントどぉしたんだよ?離れる訳ねぇだろ?」
ホント…さっきまで楽しかったんだ。
でも鎖を離す事ばっか考えてたらなんか急に…。
片手で抱き締められるその肩に俺は顔を埋めた。
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朱蝶(プロフ) - *もえ*さん» *もえ*サン初めまして、お会いできて嬉しいです(*^^*)いやいや泣かないでください(笑)でも感動しましたって嬉しかったです、有難うございます(*^^*) (2016年3月19日 0時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
*もえ* - 何か感動しました…玉ちゃんの優しさが…泣きそうに…((じゃあ泣けよ!って言う話なんですけど、皆の優しさが詰まってて、深くて良い作品だなぁ…と感じました…! (2016年3月18日 20時) (レス) id: 5c5dca3b67 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - あすかさん» あすかサン初めまして(*^^*)あ、もし違ったらすみません!!でもお会い出来て嬉しいです(*^^*)あはは、裏ですか?(笑)裏は書くのはあまり得意ではないので、どっかでね、またガッツリ裏も書かせて頂きたいと思います。どうぞこれからも宜しくお願いします(*^^*) (2015年11月17日 3時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
あすか - すごくよかったです(*^_^*)ガヤさんを思うメンバーの優しさにとても感動しました!デレがやとツンみつも最高です♪今度は裏ありも見たいです(笑)これからも頑張ってください。応援してます(o^^o) (2015年11月16日 23時) (レス) id: 5117e64c33 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - あいさん» あいサン♪『そこに』にって表記してましたが、分かりづらかったですかね(^_^;)説明下手ですみませんm(__)m私は基本藤北で姫系の太輔サンはあまり書きませんので、ガッカリさせてしまいすみませんでした。 (2015年10月23日 17時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年6月28日 17時