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<藤side>
北 「モグモグ…ひゃぁ、たいひゅけはサラリーマンなんらな」
藤 「……リスみたい(笑)」
北 「りひゅってゆーなっ」
藤 「うわっ、汚っ!!飛んだよ!?(笑)」
北 「むぅー…」
頬っぺたを膨らましながら、
飛び散った物をおしぼりで拭いている。
その膨らみはハンバーグ?
それとも膨らませてるの?(笑)
どっちにしろ可愛いな…。
藤 「宏光はさ、普段何してるの?」
北 「…とひょ」
藤 「待った!食べ終わってからでいいや(笑)」
北 「モグモグ…ゴクッ…俺は図書館で働いてる」
藤 「図書館?司書なんだ」
北 「まぁ…ね」
藤 「いいね、本読み放題じゃん」
北 「お前なぁ〜本読むのが仕事な訳じゃねーんだぞ?」
藤 「そうだけどさ、本に囲まれる仕事っていいね」
北 「かな?」
藤 「だよ!」
『ブブブ…』
藤 「でさ、」
北 「今携帯鳴らなかった?」
藤 「え…、あ、本当だ。よく気付いたね」
北 「音には敏感なんだよね」
藤 「へぇ〜なんで?」
北 「さぁ?」
藤 「ふーん」
北 「それよりいいの携帯?」
藤 「あ…じゃちょっとだけ、ごめん」
北 「…彼女?」
藤 「えっ!?なんで分かったの!?」
北 「いや、こーゆー時ってそう聞くの定番じゃね?(笑)」
藤 「あ、なるほど(笑)」
北 「彼女どんな娘?写メは!?」
藤 「ないよ。3日後に別れるんだ」
北 「……なんで?」
藤 「好きじゃないから…じゃない?」
北 「彼女驚くだろうな…」
藤 「いや、2人で話したんだ。次の休みは会って別れ話しようって」
北 「へぇ…それは良い別れ?」
藤 「多分ね。仮面で付き合い続けるのはツラいでしょ、お互いに」
もぉ2ヶ月くらいお互い窮屈だったんだ。
まるで義務のように連絡して休みに会って、
次第に会う約束をお互いに避け出して、
もぉ会いたいって思って会ってなかった。
北 「まだ好きなの?」
藤 「いや。彼女といるより1人で本を読んでたい」
北 「はは、ひでぇな(笑)」
藤 「その彼女が進めて読み始めたのにね」
北 「a.Mの本?」
藤 「そぉ」
北 「初めて読んだの何?」
藤 「えっとね…」
そこから本の話が始まった。
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朱蝶(プロフ) - ふじみつさん» ふじみつさん♪こんにちは(*^^*)繰り返し読んでくださり有難うございます、私にとってとても特別なお話なのでとても嬉しいです(*^^*)今お泊まりですか!まだまだワクワクが沢山待ってますね(*´艸`) (2018年9月22日 18時) (レス) id: fea3ffa764 (このIDを非表示/違反報告)
ふじみつ(プロフ) - こんにちは(〃ω〃) 何度も何度も逢いたくなるこの世界。突然読み返したくなるんです。大好きとしかいいようがありません。今、初めて太輔君のお家にお泊まりしてる所なのに、何だかドバーッと感情が溢れだしました。早くみっ君を幸せにする為に読まなくちゃ! (2018年9月22日 15時) (レス) id: 67a79b765f (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 斐南さん» 斐南サン♪あはは、コメントの名前見てビックリしちゃいました(笑)今ね、文字とか書き直しもしてますので、もっと読みやすくなると思いますので、また宜しくお願いします(笑) (2016年9月1日 20時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
斐南(プロフ) - もう何度も読み返しているのに、何度も何度もここへ来ては同じように感動します。このお話は私の宝物です。本恋を創って下さって本当にありがとうございます! (2016年9月1日 20時) (レス) id: e9c55da7fe (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - \(^o^)/さん» 初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)ノンリアルですが、楽しんで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2015年6月2日 19時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年3月23日 19時