何ﾍﾟｰｼﾞ目かに恋をしよう。

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＜藤side>






カチャカチャと次から次へとオムライスを頬張る宏光。






北 ｢ひょひょのおみゅらいひゅはひゅげんらじぇ｣


藤 ｢何が凄いの？｣


北 ｢ﾓｸﾞﾓｸﾞ…ｺﾞｸﾝ…はぁ、よく分かったな(笑)｣


藤 ｢だって宏光何回注意しても食べながら喋るから(笑)｣


北 ｢あんな、さっきの横尾ｻﾝちのばあ様はさ、なんかプロの料理評論家みたいなのでさ、このレストラン何食っても旨いんだぜ！｣


藤 ｢ふぅん…｣


北 ｢あれ、興味ない？｣


藤 ｢ううん、なんか宏光と本の話以外って珍しいなぁ…って思って｣


北 ｢？…本の話がしたいの？｣


藤 ｢違うよ、もっと色んな宏光知りたいなぁ｣


北 ｢…///｣


藤 ｢あ、照れた(笑)宏光って意外に照れ屋だよね？｣


北 ｢シャイなのっ！お前と違ってなっ！｣


藤 ｢えぇ〜(笑)｣






食べ終わると大きな大きなあくびをした。






北 ｢あ〜腹一杯になったら眠いわぁ〜｣


藤 ｢ふふ｣


北 ｢昨日あんま寝れなくてさ〜。余計だわ｣


藤 ｢寝れなかったの？なんで？｣


北 ｢えっと…家にいるとさなんか色々考えちゃわない？｣


藤 ｢まぁそうかな。寝る前とか？｣


北 ｢だから｣


藤 ｢ふぅん、じゃ今日もうち来る？｣


北 ｢え…｣


藤 ｢明日祝日で俺休みだし｣


北 ｢……良いの？｣


藤 ｢良いよ、宏光さえ良ければね｣


北 ｢へへ…しゃーねぇから行ってやるよ//｣


藤 ｢そりゃどうも(笑)｣






そうだ、今日は本の話じゃなくて宏光の事を聞こうかな。

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