そして僕達は…。

音に色を。*番外編3 ページ9

＜北side>






友幸が来ることになった話を詳しく聞くと、

太輔が友幸に手紙を出したらしい。




俺の耳が治ったと。




それからは自分の連絡を教えて、

小まめに連絡を取り今日が決まったらしい。






友 ｢北山ｸﾝ、ビックリさせちゃってごめんね？｣


北 ｢んーん！会えてすげぇ嬉しいよっ！｣


友 ｢北山ｸﾝの耳が無事に治って本当に良かった…｣


北 ｢お陰様ですっかり元通りだよ(笑)｣


友 ｢本当良かった…｣


北 ｢それより太輔とトモが連絡取り合ってたなんて…意外だな(笑)太輔と仲良くなれそぉ？(笑)｣


友 ｢藤ヶ谷ｸﾝ凄く優しくなってビックリした！｣


藤 ｢おぃっ｣


北 ｢あん時は超怖かったもんなぁ〜(笑)｣


友 ｢だから藤ヶ谷ｸﾝから手紙来た時凄く驚いたけど、北山ｸﾝ喜ぶからって｣


藤 ｢お前なっ！｣


友 ｢あ、言っちゃいけないやつだったっけ？(笑)｣


藤 ｢お前わざとだろっ｣


友 ｢違うよっ｣


藤 ｢いーや、絶対わざとだな｣


友 ｢もぉ、違うってっ｣






あの時の俺は、

きっと2人はこんな風になると思ったんだ。

だって太輔は優しい奴だし年下には優しいから。

だからこの今の光景は俺には奇跡でもなんでもない。






順番が回ってきただけ。






俺は2人が言い合ってるのを頬杖しながら見てた。

そのうち太輔が俺に気付いて、

何笑ってんだって少し照れ臭そうにした。

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