そして僕達は…。

空と海の間。*番外編3 ページ4

＜藤side>






それからどんどんお互いに仕事が増えたりして、

会話する機会も減ったらしい。

でも、たまにかかってくる中居ｻﾝからの電話。

甘い台詞も何もない他愛もない会話。

｢調子どお？｣から始まって｢また次の○○にな｣って、

一緒に仕事をする日を告げて終わる。

それが木村ｻﾝにはとっても嬉しかったって。






なんか分かる気がする。






早く会いたいって言われてるような、

楽しみだって言われてるような、

ハッキリ言わなくても伝わる想い。






木 ｢あぁ大事にしなきゃなって思ったよ｣


藤 ｢中居ｻﾝをですか？｣


木 ｢いや、アイツとアイツに関わる全ての事を。それをグループに残すのが俺達のカタチだと思ったんだ｣






その言葉に鳥肌がたった。

2人の気持ちが繋がってるからこそ勢いを止めないSMAPｻﾝ。

それは簡単に真似できない2人だけの愛のカタチ…。

でも…






木 ｢それからずっとこんな感じかな(笑)｣


藤 ｢あの…、ご結婚決めた時は…｣


木 ｢あぁ、1番最初に言ったよ｣


藤 ｢どうでした…？｣


木 ｢どうって…、祝ってくれたよ？お前に幸せな事が増えて嬉しいって。家族支えるためにもっと頑張んなきゃなって｣






『頑張る』それは2人の想いが更に深まること。






木 ｢でさその後仕事一緒になって言われたのが、｣






『俺もするわ結婚。仕事と。
そしたら欲しいもん全部手に入るし。
あ、木村はその中に入ってないから(笑)』






木 ｢って笑ったんだぜ？あれは撃ち抜かれたね(笑)｣


藤 ｢え、欲しいものの中に入ってないのに？｣


木 ｢お前はもぉ俺のもんだからって意味だよ｣


藤 ｢わぁ〜｣






思わず口元が緩んだ。

中居ｻﾝらしいなぁ〜って思った。

それを嬉しそうに話す木村ｻﾝを見て、

2人にしか分からない意味が沢山あるんだなって思った。






この2人は最強だわ、ホント。

俺とミツもこんな風になれるかな？

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