ボクらの強さ。- 誓 - 43 ページ43
<藤side>
今から行くからって連絡が来てからずっと玄関で待った。
そして扉に手をかけた音がした。
(( ガチャ ))
藤 「おかえり。」
北 「……。」
出迎えても返事はなかったけど、
胸元で光る輝きが素直じゃないなと、
心の中で俺を笑わせた。
中に入りソファーに座るミツの隣に俺も腰を下ろした。
北 「なっ!!隣座んなよっ!!」
藤 「駄目?」
北 「だって、だって…ぁ…ごめ…」
ミツから大粒の涙が溢れ、
それに気付くと俺に背を向け涙を拭っていた。
あぁ…俺が泣いてるのを見たくないって言ったから…
藤 「ミツ、泣いてもいいよ。」
北 「泣いてねぇっ」
藤 「そのままで良いから聞いてくれる?」
北 「…グスッ…」
藤 「沢山傷付けてごめん。弱くてごめん。
ミツが終わりにしようって言った時、
何も言わなくてなごめん。」
俺は今日まで反省した事を全て謝った。
藤 「俺ミツに甘えてた。俺のために悪者になろうとしてくれてたって大倉クンに聞いた。
ミツを傷付けたのに更に守ってもらってたなんて情けないよね…。」
ミツの肩の動きは増すばかりだった。
藤 「ミツ居なくなってから沢山の事気付いたよ。
愛するってなんなのか、信じるってなんなのか、
俺は今まで勘違いしてた。
愛するって受け入れる事かなって俺は思った。
信じるってちゃんとぶつかる事かなって。
あとね1番気付いたのは、
ミツが傍に居ないと喧嘩してる時よりツライって事。」
北 「…グスッ…グスッ…」
息を飲んだ。
藤 「ミツ、今でも愛してるよ。俺とまた」
北 「たいすけぇっっ」
「ミツ…ごめん…ごめんね。」
勢いよく抱き着いたミツを強く抱き締めた。
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朱蝶(プロフ) - ゆーさん» ゆーサン♪わぁー(;´д`)遡ってなんて恥ずかしくもあり、そんでもって作品数も多いですから大変でしょうに(;´д`)でも有難うございます!!嬉しいです!!人を愛するって本当に正しい答えがないから難しいですよね、人類の永遠の謎だと思います(笑) (2017年1月30日 20時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 今朱蝶さんの作品溯って読ませていただいてます。このお話読みながら涙が止まりませんでした(><)人を愛することって難しいですね。朱蝶さんの作品と藤北を通して私自身も考えさせられました。他の作品もこれから読ませていただきます(*^^*) (2017年1月30日 18時) (レス) id: b2d11b2e22 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - はちはちはちさん» はちはちはちサン初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)良すぎましたか(笑)有難うございます!どうぞこれからも宜しくお願い致します(*^^*) (2016年1月3日 16時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
はちはちはち(プロフ) - すごい良すぎましたー!!!何度も何度も泣きました!メンバーの優しさにも泣かされました!感動させてもらってありがとうございましたm(__)mこれからもたくさん読ませていただきます。 (2016年1月3日 1時) (レス) id: 5cbab18cd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 345さん» 345サン♪こちらにもいらして頂けて嬉しいてし、有難うございます(*^^*)名言ですか?345サンのは…迷言?(゜▽゜*)なんてのは冗談で(笑)こちらも現在雨で月はみえませーん(。>д<) (2015年10月11日 2時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年2月16日 13時