ボクらの強さ。- 誓 - 26 ページ26
<横side>
舞祭組の3人にも話した。
宮田は黙って聞いて、
二階堂は唇を噛み締めていた。
泣いた千賀には何も言葉をかけられなかった。
帰り際「何とかならないのかな?」って言う二階堂にも何も言えなかった。
今回ばかりは俺もどうしたら良いか分からない。
だって、2人が仲直りも復縁も望んでる素振りを見せないから。
太輔はあの事実を静かに受け止めてたし、
ミツに限ってはもぉ何を考えてるか分からない。
千 「ねぇ、7人がバラバラになったりしないよね…?」
横 「…。」
千 「横尾サンっ!!」
横 「…大丈夫だよ、仕事はちゃんとやるよ。」
千 「仕事の心配してるんじゃないよっ!!」
横 「千賀…、俺だってどうしたら良いのか分かんないんだ…ごめん。」
千 「……、俺こそごめん…。」
なんで2人が別れた事に俺らがこんなに悩まなきゃいけないんだ…
だんだん苛つきを持った自分に気付いたが、
あの2人の存在の影響力凄い事も改めて気付いた。
千 「俺に出来る事あるかな…」
横 「千賀…」
千 「俺もちゃんと話聞いてみようかな…」
横 「やめとけ、どうせはぐらかされるだけだよ…」
千 「でも、何もしないなんて出来ない。
あの2人には沢山助けて貰ったんだ。」
横 「でも復縁するかなんて…」
千 「別に復縁しないならそれでいいじゃん…」
横 「千賀…」
千 「あの2人がホントにそれを望んでるなら認めよう?
復縁してほしいって押し付けるのは逆に2人にはツライのかもだし…」
千賀はちゃんと俺を見て話した。
現実から目を逸らそうとしてる俺をしっかり見た。
千 「せめてさ、2人が普通になるようにしてあげたいな。」
その言葉に目頭が熱くなった。
そうだ、
俺らの気持ちよりアイツらの気持ちのが大事だ…
いつしか話を聞いて支えてやるつもりが、
俺は責めてしまった…
ミツ、ごめん…
まるでミツを悪者みたいにしてごめん…
千 「横尾サン、手痛かったよね…」
そう言ってミツを殴った俺の手を握りしめた。
そうずっと痛かったんだ…
ずっと殴った衝撃が1日経っても残ってた…
千 「今度は包んであげよう?」
千賀の手が暖かくて俺の傷みも和らぐようだった。
1番年下の千賀に救われるなんてな…
あの2人のためにホントにしなきゃいけない事を考えなきゃね…。
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朱蝶(プロフ) - ゆーさん» ゆーサン♪わぁー(;´д`)遡ってなんて恥ずかしくもあり、そんでもって作品数も多いですから大変でしょうに(;´д`)でも有難うございます!!嬉しいです!!人を愛するって本当に正しい答えがないから難しいですよね、人類の永遠の謎だと思います(笑) (2017年1月30日 20時) (レス) id: 79dba4bb20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - 今朱蝶さんの作品溯って読ませていただいてます。このお話読みながら涙が止まりませんでした(><)人を愛することって難しいですね。朱蝶さんの作品と藤北を通して私自身も考えさせられました。他の作品もこれから読ませていただきます(*^^*) (2017年1月30日 18時) (レス) id: b2d11b2e22 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - はちはちはちさん» はちはちはちサン初めまして、お逢い出来て嬉しいです(*^^*)良すぎましたか(笑)有難うございます!どうぞこれからも宜しくお願い致します(*^^*) (2016年1月3日 16時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
はちはちはち(プロフ) - すごい良すぎましたー!!!何度も何度も泣きました!メンバーの優しさにも泣かされました!感動させてもらってありがとうございましたm(__)mこれからもたくさん読ませていただきます。 (2016年1月3日 1時) (レス) id: 5cbab18cd3 (このIDを非表示/違反報告)
朱蝶(プロフ) - 345さん» 345サン♪こちらにもいらして頂けて嬉しいてし、有難うございます(*^^*)名言ですか?345サンのは…迷言?(゜▽゜*)なんてのは冗談で(笑)こちらも現在雨で月はみえませーん(。>д<) (2015年10月11日 2時) (レス) id: 8f5c2f994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱蝶 | 作成日時:2015年2月16日 13時