ﾎﾞｸらの弱さ。- 願 -

ﾎﾞｸらの弱さ。- 願 - 6 ページ6

＜藤side>



北 ｢ただいまぁ〜｣

藤 ｢お帰りなさい、って結構飲んだでしょ!?｣

北 ｢うん、はい、お土産〜｣

藤 ｢あ、有難う。って、え、何?どしたの?｣



お土産を渡すと上機嫌で俺に抱き着いて俺の服に顔を擦り付ける。



北 ｢抱っこして。｣

藤 ｢え、どしたの急に?甘えん坊じゃん?(笑)｣

北 ｢抱っこしろよぉ〜｣

藤 ｢はいはい(笑)｣



ｼﾞｬﾝﾌﾟして抱き着くﾐﾂを抱えながらｿﾌｧｰに座る。



藤 ｢甘えん坊ﾐﾂ可愛い〜♡｣

北 ｢今日さぁ、大倉にお前の事聞かれたの。｣

藤 ｢え、なんて?｣

北 ｢なんで好きかとか普段何してるとかなれ初めとか。｣

藤 ｢ふぅ〜ん。｣

北 ｢でさ、話してたらさ…お前に早く会いたくなっちった、ｳｼｼ｣



引っ付いてた顔が満面の笑みで俺に向けられる。



藤 ｢んふふ、だから甘えん坊なの?｣

北 ｢んふふ〜♪｣



そんでまたｷﾞｭｯと引っ付いて可愛いったらありゃしない。



藤 ｢こんな風に大倉ｸﾝに甘えてない?｣

北 ｢ないよっ!!｣



ﾊﾞｯとあげる顔に自分の顔を近付けおでこをくっつける。



藤 ｢ﾎﾝﾄに?｣

北 ｢ﾎﾝﾄにﾎﾝﾄっ!!ｸﾗﾗにこんな俺見せれねぇよっ｣

藤 ｢ｸﾗﾗ…(笑)ﾎﾝﾄ、俺にしか見せないでね?｣

北 ｢当たり前だろっ!!俺の色んな顔知ってんのお前だけだもん。｣

藤 ｢んふふ、可愛い〜♡｣



甘くｷｽをして離すとﾐﾂがお土産食べてってﾋﾞﾆｰﾙを指差す。



藤 ｢それより、ﾐﾂ食べたいなぁ｣

北 ｢駄目、こっち先っ!!｣



酔って甘えるﾐﾂを引っ付けたままお土産を温めて食べると、

これは味が美味しいとか食感が好きとか隣で説明してくれた。



北 ｢美味しい?｣

藤 ｢美味しい。｣

北 ｢嬉しい?｣

藤 ｢嬉しい。｣

北 ｢んへへ〜♪｣

藤 ｢可愛い。｣



嬉しいそうに笑うﾐﾂの頭をｸｼｬｯて撫でるとまた抱き付いてきた。

今日はﾎﾝﾄ甘えん坊。



俺がいくら大倉ｸﾝに不安になったって、

一番大事なのはﾐﾂの気持ちだよね。

ごめんねﾐﾂ、疑って。



藤 ｢ﾐﾂ大好きだよ。｣

北 ｢俺の方が好きだよ?｣

藤 ｢じゃぁ、確かめあいっこしよ。｣







甘い夜、ﾐﾂと愛を確かめ合いながら眠りについた。

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