僕らの匙加減。

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それからミツデレラはまたお家生活。

ミツデレラはそれがウンザリでした。








北 ｢ﾊｧ･･･窮屈だなぁ･･･アイツ元気かなぁ･･･｣








ミツデレラは舞踏会の華やかさと、

王子の事が忘れられずにいました。








北 ｢返事･･･してねぇや｣








さて、部屋で落ち込むミツデレラとは違い、

何やら家先が賑やかになっていました。








二 ｢大変大変！王子がうちに来たっ！！｣


千 ｢ミツデレラを捜してるみたい！｣


玉 ｢隠さなきゃっ！｣




藤 ｢誰を隠すつもりで？｣




二 ｢ｹﾞｯ、王子･･･｣


北 ｢あれ？王子！？｣


藤 ｢ミツデレラっ！！｣








騒ぎに気付いてミツデレラが現れてしまいました。

ミツデレラは王子に駆け寄りました。

そして、また慌てて･･･








北 ｢どわっ！？｣


藤 ｢おっと！本当危なっかしい(笑)｣


北 ｢あは･･･はは･･･(苦笑)｣


藤 ｢ミツデレラ返事を聞きに来たんだ。俺のお妃になってくれる？｣


北 ｢もち、あ･･･でも･･･｣








ミツデレラは後ろに居た家族を見ました。








千 ｢ミツデレラが幸せになるのは良いけど･･･｣


二 ｢ミツデレラと離れるのは･･･｣


玉 ｢絶対嫌！｣


藤 ｢なら、皆様もお城へ｣


北 ｢王子･･･｣


藤 ｢俺がミツデレラを幸せに出来るか見張ってください｣


千 ｢そーゆー事なら･･･｣


二 ｢仕方がねぇよな･･･｣


玉 ｢ミツデレラ、そいつの事好きになったら俺らはもぉいらない？｣


北 ｢まさか。3人共大事な家族だからいらないなんて事絶対ないよ｣


玉 ｢王子･･･ミツデレラ泣かしたら殴るからっ！｣


藤 ｢喜んで殴られるよ｣


北 ｢王子、妃になるよっ｣


藤 ｢ﾌﾌ、結婚式のドレスは短いのにしようね｣


北 ｢平気だよっ！だって･･･転ぶ前に助けてくれるだろ？｣


藤 ｢勿論！なんならずっとお姫様抱っこで(笑)｣


北 ｢それは嫌っ///｣








こうして無事家族にも認められ、

後日盛大に結婚式が行われました。

そしてミツデレラは盛大にコケました(笑)



でもそんなミツデレラの愛らしさに、

パーティーは盛大に盛り上がり、

そしてミツデレラをちゃんと守れなかった王子は、

継母と姉妹に散々怒られましたとさ。

めでたしめでたし。チャンチャン♪






『ミツデレラ Fin.』

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