僕らの匙加減。

三男。 ページ5

．








舞祭組での移動中。








宮 ｢むふふ♪｣


横 ｢･･･｣


宮 ｢くふ♡｣


横 ｢･･･｣


宮 ｢ふぅ〜♪｣


横 ｢なぁ･･･宮田さん･･･｣


宮 ｢はいはい、なんでしょうか？｣


横 ｢さっきから携帯弄って何見てんの？｣


宮 ｢ぐふっ♡気になるぅ〜？｣


横 ｢ってかね、そのニヤニヤ顔ヤバイから｣


宮 ｢だってこれ見たら横尾さんもデレるよ♡｣








ニヤニヤと宮田は、

俺に携帯の画面をコソッと見せてくれた。

これは･･･








宮 ｢どぉ〜お？上物だよぉ〜♡｣








画面にはスヤスヤと眠る玉の姿。

まぁなんて可愛らしい。








宮 ｢ｸﾞﾌﾌ、こちらもお勧めですよ〜♡｣








スヤスヤ玉の腹チラ。

お腹冷えちゃうじゃないか･･･。








宮 ｢コレが1番レアかなぁ〜♡｣








ウサギのぬいぐるみを抱っこして丸まるスヤスヤ玉。

あらあらまぁまぁ、可愛らしい。







宮 ｢いいでしょ〜可愛いでしょ〜堪らないでしょ〜♡｣


横 ｢うん、まぁ分かるよ。凄い可愛いね｣


宮 ｢あげないよぉ〜♪｣


横 ｢ってかね、宮田｣


宮 ｢ん?？｣


横 ｢盗撮だよね･･･？｣


宮 ｢恋人を撮って何が悪いの？｣








どうしよ･･･。

このままでは宮田が犯罪者になってしまう･･･。

いや、まだ間に合うか！？消すよう説得しようっ！








宮 ｢この寝顔はねぇ、俺の前だけでしかしない顔なんだよ。みんなの前ではこんな寝顔みせないでしょ？｣


横 ｢え･･･あ、確かに･･･｣


宮 ｢基本誰にも見せないけど、横尾さんは特別だよ♪｣








そんな風に言われたら何も言えない･･･、けど･･･








宮 ｢玉には秘密だよ〜｣


横 ｢言わないけど･･･盗撮良くないぞ･･･？｣


宮 ｢可愛い恋人を撮ってるだけだよ！そして恥ずかしがり屋だからソレを言わないだけ！｣








確かに付き合ってるし、玉は恥ずかしがり屋だし･･･

って、そうゆう場合はセーフなのっ！？

もし玉が訴えたら宮田負けるよっ！？








宮 ｢まぁバレても殴られて怒られるだけだから♪｣


横 ｢･･･そなの？(苦笑)｣


宮 ｢消せって言うけど携帯奪ってまで消さないよきっと♪｣


横 ｢なんで？｣


宮 ｢愚問！ちゃん玉が俺の事好きだからですぜ旦那♪｣








･･････。

やっぱ宮田に付き合うだけあって玉も変わり者なのか。

まぁ、2人がいいならいっか。






Fin.

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