僕らの匙加減。

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北 ｢ふふんふふ〜ん♪｣




『ｶﾞｻｶﾞｻ･･･』


宮 ｢よし、フジデレラ！｣


藤 ｢うん！｣


『ｶﾞｻｶﾞｻ･･･』


藤 ｢･･････ウッ！！｣


『ﾊﾞﾀｯｯ』


北 ｢えっ！？フジデレラ！？どーしたんだよっ！？｣


藤 ｢お姉･･･様、胸･･･が･･･苦しい･･･｣


北 ｢大丈夫か！？俺の部屋近いからそこまで歩けるか！？｣








あぁ･･･何やら悪巧みが始まって･･･、

何も知らない姉は自分の部屋までフジデレラを運び、

ベッドに寝かせちゃいました･･･。








北 ｢大丈夫か？｣


藤 ｢･･･お姉様が傍にいると痛くなくる｣


北 ｢なんだよそれ(笑)｣


藤 ｢お姉様、触っても良い･･･？｣


北 ｢ん？｣


藤 ｢お姉様に触れると安心する･･･｣


北 ｢ったく、しょうがねーな(笑)｣


藤 ｢なんか寒い･･･｣


北 ｢えっ！？風邪かな？熱は･･･｣


宮 ｢ふひょひょ♪えいっ♪｣








姿が見えない魔法使いが、

おでこ同士で熱を計るその後ろ姿をポンッと押しました。

･･････｢押しました｣じゃねーよっ！！








『ﾁｭｯ』


北 ｢えっ！？ぁ･･･ｺﾞﾒﾝ///｣


藤 ｢お姉様･･･大胆！！もぉ俺っ！！俺っ！！！｣


北 ｢え、ちょ、フジデレラ、ｱｯ、待って、ﾔｯ///｣








わぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！

規制規制！！！！！

これ童話だからっ！！！！








＊数時間後＊








藤 ｢ミツお姉様大好き♡｣


北 ｢ｽｰ･･･ｽｰ･･･｣


宮 ｢想像以上に上手くいきましたなぁ〜♪｣


藤 ｢あ、魔法使い！人払いサンキュー♡｣


宮 ｢お安い御用ですぜぃ♪｣








こうして･･･

こうしてなんだよ･･･、もぉわかんねぇよ･･･。

えっと･･････、

こうしてフジデレラの悩みは解決しましたとさ･･･

いや、したのか？

まぁいいや、多分めでたしめでたし･･･？






『フジデレラ Fin.』

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