僕らの匙加減。

心配。 ページ16

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横 ｢へっ･･･くしょんっ｣








なんだかクシャミが朝から止まらない。

風邪かなぁ〜って思ってたんだけど･･･、

ちょっと厄介な事になってます。








横 ｢えっと･･･ミツにニカ･･･？･･･狭い｣


北 ｢え、暖かいでしょ？｣


二 ｢俺ら体温高いから！｣








ソファーで2人に挟まれて座ってます。

ギュギュッとしてて狭いです。なんなのコレ？








千 ｢おはよ〜、高嗣言われたやつ買ってきたよぉ〜｣


二 ｢サンキュー！はい！横尾さん！栄養ドリンク！｣


横 ｢え｣


宮 ｢おはよ、冷えピタ買ってきたよ？｣


玉 ｢風邪薬コレで良かった？｣


横 ｢え？え？｣


北 ｢はい、冷えピタ貼ってー｣


横 ｢つめたっ｣


『ﾊﾞﾀﾊﾞﾀバタバタッ』


藤 ｢渉大丈夫！？｣


横 ｢えぇー･･･｣


藤 ｢はい、頼まれた物買ってきたよ！ご飯食べれるか分からなかったからゼリーとか果物とかあと一応レトルトのお粥も！｣


横 ｢･･･どうゆう事？俺元気だよ？(苦笑)｣


藤 ｢えっ！？だってミツから渉が具合悪いって･･･｣


玉 ｢そぉそぉ、辛そうだって｣


宮 ｢熱もあるかもしれないからって｣


二 ｢俺も高嗣から栄養ドリンク買ってきてって｣








後から来た4人の視線が俺の両サイドに集まった。








横 ｢ミツ？ニカ？｣


北 ｢だって横尾さんずっとクシャミしてるから風邪かなって･･･｣


二 ｢心配だからなんか買ってきてってみんなにお願いしたんだ･･･｣








目の前に並ぶお見舞い？の数々。

なんか･･･、嬉しいなぁ･･･。








横 ｢みんな、ありがと。今は平気だけど必要になったら使わせて貰うよ｣


藤 ｢はぁ･･･元気なら良かった｣


横 ｢果物は傷んじゃうから今食べよ。千ちゃん切ってくれる？｣


千 ｢はぁ〜い｣


宮 ｢千さん、手伝うよ｣




北 ｢本当に大丈夫？｣


二 ｢無理してない？｣


横 ｢大丈夫だよ、2人共暖めてくれてありがと｣








心がね、凄く暖まった。








千 ｢出来たよ〜｣


宮 ｢林檎はうさぎさんにしたよ〜｣


横 ｢じゃあ、みんなで食べますか(笑)｣


玉 ｢やっぱお母さんにはいつも元気でいてもらわないとね｣


二 ｢俺ら世話になりっぱなしだしね｣


藤 ｢渉いつもありがと｣


横 ｢こちらこそ、みんなが居て俺幸せだよ｣








本当、みんなに愛されて7人の中で1番幸せだよ。






Fin.

ハラハラ。→←続･長男(長女)。

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