僕らの匙加減。

続･長男(長女)。 ページ15

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北 ｢ごちそーさまっ｣








昼飯時、速いなって思ってミツの弁当をチラ見すると、

半分･･･いやそれ以上残っていた。








横 ｢ミツ残しちゃ駄目だよ？｣


北 ｢へーきー♪｣


横 ｢何も平気じゃないから｣


北 ｢だってもぉ食べれないもん｣


横 ｢ほら、ご飯が食べてほしいって言ってるよ〜｣








弁当をミツにチラつかせてみたが･･･








北 ｢横尾さんに食べて貰いなさい！｣








弁当にビシッと指を指してキメ顔。

いやいや、俺が食べたら意味無いから。








玉 ｢あれ何？(笑)｣


藤 ｢朝も大変で･･･｣




横 ｢もぉ！ちゃんと食べないと体に悪いだろ！！｣


北 ｢横尾さんこそっ！今日何の日だか知ってんの！？｣








え、今日･･･？なんだろ･･･？








北 ｢今日は肉の日なのっ！だから俺は肉しか食べないって決めたのっ！！｣


横 ｢･･･｣








なんだそりゃ･･･








北 ｢2/9は年に1度だけの特別な肉の日･･･それは肉に敬意を示す日･･･だから俺は今日肉に感謝して肉しか食わないっ！！！｣


『ﾊﾞｼｯｯ』


北 ｢痛いっ(泣)｣


横 ｢良いから残ってるの食べろっ！｣


北 ｢やだやだぁー！！今日は肉だけの日ー！！｣


横 ｢太輔っ！朝はどーしたんだよ！？｣


藤 ｢･･･肉焼いた(苦笑)｣


横 ｢朝からっ！？｣


藤 ｢だって･･･他の食べなくて･･･｣


横 ｢ミツ！！いい加減にしろっ！！｣


北 ｢やぁぁぁぁだぁぁぁぁぁ｣


横 ｢じゃあもぉいい。ミツは今日から肉しか食べちゃ駄目ね｣


北 ｢えっ♡｣


横 ｢肉だけ食べてブクブク太ってキスマイに居られなくなって最後には自分で歩けなくなるぐらいまでになっちゃえばいいんだよ｣


北 ｢や･･･やぁぁぁぁだぁぁぁぁぁ｣


横 ｢じゃあちゃんと他のも食べて。肉だってバランス考えて食べてもらった方が嬉しいと思うけど？｣


北 ｢でも肉の日･･･｣


横 ｢肉の日だからこそ1番美味しい食べ方するべきじゃない？野菜に巻いたり温かいご飯と一緒に食べたりさ｣


北 ｢う･･･でも俺のもぉ肉ないもん･･･｣


横 ｢ほら、俺の少し分けてあげるからちゃんと全部食べて｣


北 ｢ｳﾝ･･･｣




玉 ｢あ、食べた｣


藤 ｢渉には敵わねぇ(苦笑)｣


宮･二･千 ｢｢｢横尾さんすげぇ･･･｣｣｣








はぁ、疲れた･･･。

ったく！誰だよ肉の日なんて作ったやつ！！






Fin.

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