僕らの匙加減。

続･次男。 ページ12

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藤 ｢わた･･･？｣


横 ｢･･･。｣


藤 ｢わたぁ･･･｣


横 ｢･･････。｣


藤 ｢渉ごめんって！俺が悪かったよ！！｣


｢舞祭組の方ー、撮影お願いしまーす｣


舞 ｢｢｢｢はぁーい｣｣｣｣


横 ｢移動だからどいて｣


藤 ｢俺ずっとこーして待ってるからっ！！｣








振り返ると床に土下座する太輔。

ミツの事で売られた俺はまだ怒ってます。



嘘です。



ただたんに懲らしめてやろうと思って冷たくしてます。

だいぶ反省してるし戻ったら許してやります。






＊＊＊＊＊






北 ｢太輔･･･？｣


玉 ｢え、嘘でしょ？(笑)｣


北 ｢最近忙しかったからなぁ〜｣


玉 ｢ってか、なんで土下座してんの？｣


北 ｢なんか横尾さんを怒らせたらしい｣


『ｶﾞﾁｬ･･･』


横 ｢ただいま･･･って2人して何やってんの？｣








土下座する太輔をしゃがんで覗きこむ2人。

ってか、太輔本当にずっと土下座してたの？(笑)








北 ｢横尾さん、これ見ても怒らないでやって？｣


横 ｢ん？｣








俺も一緒になってしゃがみこみ、覗きこんでみると･･･








藤 ｢ｽｰ･･･ｽｰ･･･｣


横 ｢･･････寝てる？｣


宮 ｢コレは見事なごめん寝ですな(笑)｣








この体勢で？まぁ･･･器用だこと。

体痛くねぇのかな？(笑)








北 ｢横尾さんあのね、コイツ最近ずっと夜遅くて、でも途中までちゃんと起きてたよ、渉ごめんって言ってたしっ！｣


横 ｢大丈夫、もぉ怒ってないよ｣


北 ｢本当？｣


横 ｢本当本当、おぃ太輔、起きろ、｣


藤 ｢･･･ﾝ･･････あ、わたっ！？え、俺･･･ごめんっ！｣


横 ｢いーよ、もぉ怒ってないから｣


藤 ｢･･････わたる｣


横 ｢ただ、次はねぇからな？｣


藤 ｢うん！！｣








抱き着く太輔。

全くしょうがないなぁ。

始めから変な事しなきゃいいのにな。








藤 ｢俺には渉が居ないと駄目だよぉぉ｣


横 ｢はいはい(笑)｣


北 ｢･･････むぅ｣


横 ｢あ･･･｣








抱き着いてる太輔を膨れっ面で見ているミツ。

あ〜･･･嫌な予感。








北 ｢ふんっ｣


藤 ｢あっ、ミツ！｣


北 ｢知らない！横尾さんが居れば良いんだろっ、こっちくんなっ｣


藤 ｢み、ミツっ！！ｳｩ･･･わたぁぁぁぁ(泣)｣








はぁ･･･泣きたいのは俺だよ･･･。

コイツ等本当めんどくせ･･･。






Fin.

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