僕らの匙加減。< 3 >

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＜横side>








藤 ｢･･･目疲れてんの？｣


横 ｢え？｣


藤 ｢いや、目押さえてるから｣


横 ｢あ〜･･･ちょっとね･･･(苦笑)｣


藤 ｢大丈夫？目薬は？｣








あぁ･･･やっぱ太輔はそのままだ。

夢の中でも超俺の事心配してくれてたもんなぁ。

ミツと付き合ってる方はただのアホだったけど。

実際はアホって言うよりただの天然だもんな。








横 ｢大丈夫、ありがと｣


藤 ｢本当？｣


横 ｢うん、ちょっと変な夢見てさ(苦笑)｣


藤 ｢夢？｣








まさかミツと太輔が･･･なんて、

ニカみたいに言えない俺は全部ではなく、

大雑把に夢の一部を話した。








藤 ｢へぇ〜･･･大変そう(笑)｣


横 ｢大変だった･･･(苦笑)｣


藤 ｢でもそんな夢見ちゃうの分かる気がする(笑)｣


横 ｢え、太輔も見るの！？｣


藤 ｢全然｣


横 ｢なんだよ･･･｣


藤 ｢俺がじゃなくて、渉が見ちゃうの分かるって話｣


横 ｢なんでよ、俺は別に何も･･･｣


藤 ｢そぉ？｣








こうやってみんなが騒いでても遠目で見てるけど、

なんか間違ってたり違うって思ったら渉言うじゃん？

みんなだって渉だけは絶対怒らせないようにしてるし、

遊ばせる時は遊ばせて、叱る時は叱る！

なんかそうゆうのお母さんっぽくない？

ってそんなニコニコされても･･･(苦笑)








藤 ｢渉はやっぱキスマイの母なんだよ(笑)｣


横 ｢え〜･･･(苦笑)｣








そんな重荷背負いたくないですぅ･･･。








千 ｢うぇ〜い｣


ニ ｢ちょ、馬鹿っ！汚いっ！近付けんなっ！！｣


千 ｢仕返しじゃあ〜(笑)｣


ニ ｢いいから早く洗ってこいよっ｣


千 ｢ほれほれ〜(笑)｣








千賀さん形勢逆転。

溢れたお茶を拭いたタオルでニカを追い回し始め、

潔癖なニカは物凄い顔で逃げている。

はぁ･･････流石にうるさいなぁ･･･。








『ピチャッ』


藤 ｢あ･･･｣


横 ｢･･･｣








注意するかしないか、まぁいいか･･･、

なんて思ってた時だった。

振り回してたタオルの滴が俺の顔に飛んできた。








横 ｢最悪･･･｣


藤 ｢あ〜･･･｣


千･ニ ｢｢ん？ﾋｯ｣｣






玉 ｢あれ、ガヤどうしたの？｣


藤 ｢逃げてきた｣


宮 ｢横尾さんオコなの？｣


藤 ｢激オコ｣


玉･宮 ｢｢ひゃあ〜｣｣








もぉさっ！なんで夢でも現実でも！！

俺は巻添え食らってばっかなんだっ！？

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