僕らの匙加減。< 3 >

我が家の3兄弟。(幼) ページ29

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よく下の子は上に兄弟がいると、

話したりの成長が上の子より早いと言う。

うちもそうだ。

みっちゃんの時は太輔は話し掛けると言うより、








た ｢きゃわい〜ねぇ〜♡｣








と、見つめて溺愛するだけだったからアレだけど、

裕太に関しては･･･








み ｢こえはわんわん！｣


ゆ ｢わぁ〜｣


み ｢こえはにゃんにゃん！｣


ゆ ｢にゃ〜｣








お喋り大好きみっちゃんのおかげで結構早いかも。

みっちゃんも早く舌ったらず直ればいいんだけどね〜

でもまぁ、今日も先生は絵本を広げ頑張ってます。

裕太が喋るのが嬉しいんだろうね。








み ｢こえは？｣


ゆ ｢ちゅん〜｣


み ｢こえは？｣


ゆ ｢？｣


み ｢こえはさーるっ！｣


ゆ ｢さ･･･｣


み ｢ウキー♪｣


ゆ ｢き〜♪｣








猿の真似するみっちゃんに裕太は大喜び(笑)








み ｢こえは？｣


ゆ ｢みぃ〜｣








今度は自分は指を指すみっちゃん。








み ｢ちあうれしょっ！みったん！｣


ゆ ｢みちゃ｣


み ｢ちーあーうーのーっ！みったん！｣


ゆ ｢みちゃ｣


み ｢むぅぅぅぅ･･･まぁーまぁーっ！！｣


横 ｢はいはい･･･(苦笑)｣


み ｢ゆうちゃみったんのこと、みちゃゆー｣


横 ｢うん、裕くんにはまだみっちゃんって言えないの｣


み ｢なんれ？｣


横 ｢みっちゃんより小さいから｣


み ｢･･･でもみったんはみちゃらないお？｣








それ言ったらみったんでもないけどね。

なんで小さい子って変なところこだわるんだろ(笑)








横 ｢別にみちゃでも良いでしょ？｣


み ｢でもみったんはみったんれしょっ！？｣


横 ｢裕くんはみっちゃんってまだ言えないの｣


み ｢えぇ〜なんれ〜？ゆうちゃらめね〜｣








自分だって大して話せないくせによく言うよ(笑)








ゆ ｢みちゃ｣


み ｢ぅ？｣


ゆ ｢みちゃ♪みちゃ♪｣


横 ｢裕くんはみっちゃん大好きだね〜？｣


ゆ ｢みちゃ♪｣


み ｢･･･しょーらいかや、みちゃでもいーおっ｣


横 ｢よっ！お兄ちゃんやっさしー♪｣


み ｢･･･｣


横 ｢？｣








ん？折角褒めたのに、なんでそんなキョトン顔？

俺なんかおかしな事言ったか？








み ｢にぃにはたいちゃれしょ？｣








俺はこの時心底思った。

この子はなんて馬鹿なんだろうと。

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