僕らの匙加減。< 3 >

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空いてたソコに荷物を置いて場所取り。








千 ｢俺らで行ってくるから、横尾さん待ってていいよ｣


横 ｢あ、いい？わりぃな｣


千 ｢裕くんお好み焼きとかならいける？｣


横 ｢うん、あ、あと俺豚汁｣


千 ｢はーい♪よし、俊と太ちゃん行こ？｣


た･と ｢｢はぁーい♪♪｣｣


千 ｢ほーら、そこ2人も行くよっ｣


二 ｢おぅ、ほらみせた、飯買ってやるからっ機嫌直せ｣


み ｢う"ぅ〜･･･｣








やれやれ、無事に買って来れんのかぁ？

特に馬鹿と機関銃ペア(笑)

俺は買い出しに行く二組を裕太と見送った。








《千side》




千 ｢何食べたーい？｣


と ｢ぼくチョコバナナ！あおいのあった！！｣


千 ｢青！？そ、それはご飯食べてからね。まずご飯｣


と ｢えぇーー｣


千 ｢えぇーじゃないでしょ｣


二 ｢なぁ、俺らあっち見てくるわ｣


千 ｢分かった〜気を付けてよ〜？｣


二 ｢ほいほーい♪よし、ミツ何食いてぇ？｣


千 ｢太ちゃんは何が･･･ん？｣








太ちゃんに目をやると一点集中で何かを見ていた。








千 ｢太ちゃん？なんか食べたいのあった？｣


た ｢あれ、すごいねっ！｣


千 ｢ん〜？あ、牛串？｣








列も短いしまずはそこに並んだ。

そしてオジサンから手渡された牛串を太ちゃんに渡した。








千 ｢落とさないでね？｣


た ｢わぁ〜･･･おもいっ！｣


千 ｢まだ食べちゃ駄目だよ？｣


た ｢･･･みんなではんぶんこするから？｣


千 ｢ううん、歩きながらだと危ないからね？それは太ちゃんが1人で食べていいよ｣


た ｢ほんとにっいいのっ！？｣


千 ｢いいよー(笑)｣


た ｢わぁ〜♪｣


千 ｢俊は？どする？｣


と ｢ぼくアレっ！｣








俊が指差したのは、すぐ隣にあるベビーカステラ。

だから！！ご飯選んでってばっ！！(笑)








と ｢あれならゆうくんたべれる？｣


千 ｢え、裕くん？あ〜･･･うん、食べれるけど･･･｣


と ｢じゃあアレっ！｣








もぉ〜･･･まぁいっか。

俊には裕くんと一緒にお好み焼き食べさせよ。








千 ｢俺は何にしようかなぁ〜♪｣








なんで出店っていくつになってもワクワクするんだろ♪

俺まで子供達とあれやこれやとテンションが一緒に上がる。

なんか夏祭りとはまた違って、

この寒空の下にあう温かいものばっかだからなぁ〜。

あーあ、正月ぐらい胃袋無限大になればいいのにぃ〜。

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