僕らの匙加減。< 3 >

< 8 > ページ16

.







去年までが懐かしいなぁ。

毎年毎年X'masが近付いてきたら、








『良い子にしてないとサンタさん来ないよ』








ってまぁ都合よく色々言い聞かせてたけど、

今年は本当例年に比べて張り切ってたなぁ(笑)

夢があるってこうゆう事だよなぁ〜･･･。

実態が分からないこそワクワクドキドキして、

自分で考えて感じて行動して･･･。








横 ｢はぁ･･･ｽﾞｽﾞｯ･･･｣


千 ｢えっ！？ちょ、なんで泣いてんのっ！？｣


横 ｢いや、なんかさ･･･ｽﾞｽﾞｯ･･･｣


千 ｢やだー！横尾さん飲みすぎたんじゃない？(笑)｣








今はこうやって親が夢を見せてるけど、

これからどんどん大きくなったら、

自分で夢を見たり見付けたりするんだなぁ･･･。

そのために色々奮闘したりしてさ･･･。








横 ｢いつまでもサンタやってたいなぁ･･･｣


千 ｢･･･そうだねぇ｣








いつかあの子らもサンタ役をやるんだろうなぁ。

そう思うとX'masってのは、

親にも夢を見させてくれるんだなぁ･･･。

あの子達が幸せな家庭を持つ夢を･･･。








横 ｢俺･･･孫が出来たらサンタ役やろうかなぁ･･･｣


千 ｢ﾌﾌ･･･足腰鍛えとかなきゃだね(笑)｣


横 ｢だねぇ〜･･･｣


千 ｢でもそれまでは彼女達とイチャイチャするんだよ？(笑)｣


横 ｢うわぁー･･･渡したくねぇー(笑)｣


千 ｢だよねぇー(笑)｣








でもいつか自分達の子にも俺と同じ夢を見てほしい。

俺がいつだかに見た夢と同じ夢を･･･。








子供が出来たら幸せなX'masを過ごしたいって夢を。








自分の親がしてくれたように･･･てね。

そのためだったら彼女でもなんでも受け入れますよ(泣)

< 9 >→←< 7 >

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す