僕らの匙加減。< 3 >

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『･･･ｶﾞﾗｯ』


千 ｢･･･寝てる？｣


横 ｢うん、爆睡･･･｣








ご飯も食べて散々騒いだ後、

サンタさん来るからって寝かし付け、早数時間。

時間は日付が変わる前。

寝かし付けた後、大人3人でしっぽり飲んでたけど、

ここからが我ら親のX'mas本番。








横 ｢毎回この時ばかりは緊張すんなぁ･･･｣


千 ｢ねぇ〜(笑)｣








ニカが外の車でサンタに着替えてる間に、

俺らは枕元から手紙の入った靴下を回収。

手紙と引き換えに靴下にお菓子を詰める。








千 ｢んふふ♪また宝物増えた〜♪｣


横 ｢去年のと見比べたりすると成長したなぁって思うよな(笑)｣


千 ｢うんうん♪｣








サンタ宛に書かれた手紙を見ながらニマニマする母2人。








『･･･ﾋﾟﾛﾘﾝ♪』


千 ｢ん？よし、準備出来たって｣


横 ｢じゃあ行くか｣








玄関に向かうとサンタに扮したニカ。








二 ｢(ヤバイ、服キツい(笑))｣


千 ｢(調子にのって食べ過ぎなんだよっ)｣


横 ｢(キュウリだけ食べとけば良かったんじゃん？(笑))｣


二 ｢(それトナカイだからっ(笑))｣


千 ｢(はいはい。はいコレ、靴下ね)｣


横 ｢(起こすなよ？)｣


二 ｢(任しとけって！足場だと思ってゆっくり行くわ)｣


千 ｢(迷子にならないようにね？(笑))｣


横 ｢(ﾌﾞﾌｯ(笑))｣


二 ｢(道標あるからだいじょーぶ(笑))｣








コソコソと寝室に向かうニカサンタ。

サンタの格好してるのはニカだけだけど、

結局俺達も扉から顔を覗かせる。








二 ｢(めりぃ〜くりすまぁ〜す♪)｣








馬鹿やりながら枕元にプレゼントを置き、

そそくさと戻ってくるニカサンタ。








二 ｢(ふぅ〜)｣


千 ｢(お疲れ様)｣


二 ｢(着替えてくるわ)｣


横 ｢(うん)｣








リビングに戻り先に千賀と一息。








千 ｢それにしても太ちゃん今年は張り切ってたねぇ〜｣


横 ｢俺も驚いたよ、なんか気合いの入れ方が去年と違った(笑)｣


千 ｢これも成長だねぇ〜｣


横 ｢なぁ〜｣








4歳ともなると、

X'masがなんなのかとかサンタかなんなのかとか、

理解して考えられるようになんだねぇ〜。

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